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マーケット市況情報
2023年07月25日 15時00分
週報(7/18~7/21)2023年07月25日 15時00分
970ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は週初、米国で発表された各経済指標が概ね良好な数字であることが好感され上昇して始まると、1000ドルの大台を試す展開となった。しかし、壁が厚かったことで跳ね返されると失望売りも加わったために一転して反落した。加えて、週後半には米新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な結果となったことで、改めて米国の労働市場の底堅さが意識されたために25日から開催されるFOMCで、追加利上げに対して積極的姿勢を示すとの見方の広がりを背景としたドル高から960ドル近辺まで値を下げた。週末には対主要通貨でドルが強含んだものの、米国株価の上昇が好感され970ドル近辺まで上昇し越週した。
1,950ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、落ち着いた流れでスタートしたものの、18日に発表された米小売売上高等の経済指標が市場予想を下回ったことで1980ドル近辺まで上昇した。しかし、自動車等を除くコア小売売上高は市場予想を上回ったことで、改めて米国経済の底堅さが示される結果となり上値を削る展開となった。週央こそ売り買い交錯する展開となったものの、週後半は米新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な内容となったことで米長期金利の上昇とドル高が進み、1,970ドル近辺まで下落した。週末はドル高基調が続く中で売りに押され、1,960ドル近辺で越週した。
24.90ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、新規材料に乏しく小幅なレンジで推移したが、その後は金の上昇を眺めて買い優勢の展開となり、25.20ドル台に上昇した。週後半は良好な米雇用関連指標をきっかけとした米長期金利の上昇やドル高に圧迫され、24.70ドル台に下落した。週末はドル買いが続く中、金の下落につれて軟化し、24.60ドル台で越週した。
138.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初本邦が祝日だったことからも目立った動きはなく138.50円を挟んでのレンジ相場を形成した。週央には米株式市場の上昇を背景としたドル高から1週間ぶりとなる140.00円をめざす展開となったが、超えられなかったことにより失望売りから一時139.00円近辺までドル安が進行した。その後、米国で発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な結果となったことで米国経済への底堅さが意識されると、来週から開催されるFOMCで追加利上げへの見方が強まったために140.50円近辺まで上昇した。週末には日銀が金融政策の修正に対して慎重姿勢であるとの報道からドルが急騰し、141.80円台中盤で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
1,950ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、落ち着いた流れでスタートしたものの、18日に発表された米小売売上高等の経済指標が市場予想を下回ったことで1980ドル近辺まで上昇した。しかし、自動車等を除くコア小売売上高は市場予想を上回ったことで、改めて米国経済の底堅さが示される結果となり上値を削る展開となった。週央こそ売り買い交錯する展開となったものの、週後半は米新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な内容となったことで米長期金利の上昇とドル高が進み、1,970ドル近辺まで下落した。週末はドル高基調が続く中で売りに押され、1,960ドル近辺で越週した。
24.90ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、新規材料に乏しく小幅なレンジで推移したが、その後は金の上昇を眺めて買い優勢の展開となり、25.20ドル台に上昇した。週後半は良好な米雇用関連指標をきっかけとした米長期金利の上昇やドル高に圧迫され、24.70ドル台に下落した。週末はドル買いが続く中、金の下落につれて軟化し、24.60ドル台で越週した。
138.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初本邦が祝日だったことからも目立った動きはなく138.50円を挟んでのレンジ相場を形成した。週央には米株式市場の上昇を背景としたドル高から1週間ぶりとなる140.00円をめざす展開となったが、超えられなかったことにより失望売りから一時139.00円近辺までドル安が進行した。その後、米国で発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な結果となったことで米国経済への底堅さが意識されると、来週から開催されるFOMCで追加利上げへの見方が強まったために140.50円近辺まで上昇した。週末には日銀が金融政策の修正に対して慎重姿勢であるとの報道からドルが急騰し、141.80円台中盤で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会