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マーケット市況情報
2023年07月04日 14時00分
週報(6/26~6/30)2023年07月04日 14時00分
920ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、週初こそ前週末に発生したロシア国内での武装蜂起に対しての影響で堅調に推移したものの、早期に収束したことやFRB議長が年内に2回の利上げの実施を示唆したことで上値を抑える展開となり、930ドルを挟んで週央まで推移した。その後、FRB議長が会見で追加利上げについて発言したことに加え、利上げに伴う経済後退への懸念に対して安定維持を目指す旨の発言が材料視されたためにドル高となり、一時905ドル近辺まで下落した。一時反発の兆しを見せたものの、週後半に発表された米第一四半期実質GDPが市場予想を大幅に上回る結果となったことで米国経済の安定性が示されたほか、年内2回の利上げを裏付ける結果となったためにドル高となり、890ドル近辺まで急落した。しかし、週末には安値拾いの買いから反発し、910ドル台中盤で越週した。
1,920ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、前週末に発生したロシア国内での武装蜂起を背景とした地政学的リスクの高まりから一時的には上昇したものの、FRB議長が年内利上げをあと2回行う旨を示唆したことが材料視され反落した。加えて米国で発表された各経済指標が軒並み市場予想を上回ったことで追加利上げへの見方が強まり、1,910ドル近辺まで続落した。その後もFRB議長が講演で一層の利上げに対して経済後退を起こさずに物価の安定を実現する旨を示唆したことに加え、米第一四半期実質GDPや他の経済指標が軒並み好調だったために1,890ドル台中盤まで一時値を下げた。しかし週末にかけては、米物価関連指標の鈍化を受けて米長期金利が低下したことで買い戻され、1,920ドル近辺で越週した。
22.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末に発生したロシア情勢の緊迫化による金の上昇に連れて22.80ドル近辺まで上昇したが、早期収束したことやFRB議長の年内2回の追加利上げを示唆する発言が意識され上値を抑える形となった。その後一時23.00ドル台まで上昇する場面も見られたが、週央から後半にかけては、市場予想を上回る米経済指標が相次いだほか、FRB議長の発言を受けて22.30近辺まで下落した。 週末には、米物価関連指標の鈍化をきっかけに米長期金利が低下したことで、金と同様に買い戻される展開となり22.80ドル近辺で越週した。
143.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初こそ前週末に発生したロシア国内での武装蜂起が材料視され一時円が買われたものの、FRB議長が年内2回の利上げを明確に示したことに加え米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことですぐに反発した。また、FRB議長が講演で利上げに伴う米経済後退懸念に対して安定維持を示唆したため、日米金利差が一層意識され144.50円近辺までドルが上昇した。週後半も米第一四半期実質GDPが市場予想を上回ったことによる米国経済の底堅さが意識され、145.00円を付ける展開となった。しかし、週末に発表した米個人消費支出物価指数がおよそ2年ぶりの低水準となったことが材料視されて反落し、144.30円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
GDP: 国内総生産
1,920ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、前週末に発生したロシア国内での武装蜂起を背景とした地政学的リスクの高まりから一時的には上昇したものの、FRB議長が年内利上げをあと2回行う旨を示唆したことが材料視され反落した。加えて米国で発表された各経済指標が軒並み市場予想を上回ったことで追加利上げへの見方が強まり、1,910ドル近辺まで続落した。その後もFRB議長が講演で一層の利上げに対して経済後退を起こさずに物価の安定を実現する旨を示唆したことに加え、米第一四半期実質GDPや他の経済指標が軒並み好調だったために1,890ドル台中盤まで一時値を下げた。しかし週末にかけては、米物価関連指標の鈍化を受けて米長期金利が低下したことで買い戻され、1,920ドル近辺で越週した。
22.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末に発生したロシア情勢の緊迫化による金の上昇に連れて22.80ドル近辺まで上昇したが、早期収束したことやFRB議長の年内2回の追加利上げを示唆する発言が意識され上値を抑える形となった。その後一時23.00ドル台まで上昇する場面も見られたが、週央から後半にかけては、市場予想を上回る米経済指標が相次いだほか、FRB議長の発言を受けて22.30近辺まで下落した。 週末には、米物価関連指標の鈍化をきっかけに米長期金利が低下したことで、金と同様に買い戻される展開となり22.80ドル近辺で越週した。
143.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初こそ前週末に発生したロシア国内での武装蜂起が材料視され一時円が買われたものの、FRB議長が年内2回の利上げを明確に示したことに加え米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことですぐに反発した。また、FRB議長が講演で利上げに伴う米経済後退懸念に対して安定維持を示唆したため、日米金利差が一層意識され144.50円近辺までドルが上昇した。週後半も米第一四半期実質GDPが市場予想を上回ったことによる米国経済の底堅さが意識され、145.00円を付ける展開となった。しかし、週末に発表した米個人消費支出物価指数がおよそ2年ぶりの低水準となったことが材料視されて反落し、144.30円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
GDP: 国内総生産