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マーケット市況情報
2023年06月27日 15時00分
週報(6/19~6/23)2023年06月27日 15時00分
980ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初米国休日の中で軟調な欧州株式市場を背景に上値の重い展開で推移すると、休日明けの米株式市場はパウエルFRB議長の発言を待つ中で、利益確定売りを受けてプラチナ相場も軟調な展開となった。注目のパウエル議長の議会証言では、インフレの抑制のため年内の利上げ継続が表明されると、追加の利上げに対する懸念が広がったことで下落した米株式市場に連れ安となり、940ドル台後半まで下落した。その後週末にかけても欧州各国の中央銀行が相次いで利上げを決めたことを受けて下落すると、金曜日に発表された欧米のPMIが軒並み低下したことを受け、景気減速感が強まる中で上値を抑えられて910ドル台後半で越週した。
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、米国休日の中で動意薄となるも、堅調な米住宅関連指標や米利上げ長期化観測を背景に売りが先行する展開となった。週央から週後半にかけては、FRB議長の議会証言で改めて追加利上げが示唆されたことで1,910ドル台まで続落した。週末にかけては欧米経済指標が軟調となる中で先行き不透明感から米長期金利が低下したことを背景に一時1,930ドル台まで反発するも、その後は上げ幅を縮小して1,920ドル近辺で越週した。
24.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、米国休日となる中で方向感に欠ける動きとなり、23.90ドル近辺から24.20ドル近辺のレンジ推移となった。その後は良好な米経済指標やFRB議長の議会証言を背景に追加利上げが意識される中、売り優勢の展開が続き22.10ドル台まで下落した。週末にかけては低調な欧米経済指標を受けて金相場が上昇したことに連れ高となって、22.50ドル台で越週した。
141.80円近辺からスタートした先週の為替市場は、週初こそ米国休日となる中で方向感に乏しい展開での推移となると、パウエルFRB議長の議会証言を待つ展開となる中で幾分円が買われて141.40円近辺まで円高となった。しかし、注目されていた議会証言では、インフレ対策のため必要であれば利上げを実施することが示されると、週央に植田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を継続していくことで、賃金の上昇を伴う形で、2%の「物価安定の目標」を持続的・安定的に実現することを目指していく」と発言をしたことで、日銀の金融政策のスタンスは当面変化しないと受け取られて円売りが進行し、7か月ぶりの高値となる143.00円を突破した。週末にかけても、欧米経済指標の悪化はあったものの、円安基調は継続して143.60円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
PMI:購買担当者景気指数
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、米国休日の中で動意薄となるも、堅調な米住宅関連指標や米利上げ長期化観測を背景に売りが先行する展開となった。週央から週後半にかけては、FRB議長の議会証言で改めて追加利上げが示唆されたことで1,910ドル台まで続落した。週末にかけては欧米経済指標が軟調となる中で先行き不透明感から米長期金利が低下したことを背景に一時1,930ドル台まで反発するも、その後は上げ幅を縮小して1,920ドル近辺で越週した。
24.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、米国休日となる中で方向感に欠ける動きとなり、23.90ドル近辺から24.20ドル近辺のレンジ推移となった。その後は良好な米経済指標やFRB議長の議会証言を背景に追加利上げが意識される中、売り優勢の展開が続き22.10ドル台まで下落した。週末にかけては低調な欧米経済指標を受けて金相場が上昇したことに連れ高となって、22.50ドル台で越週した。
141.80円近辺からスタートした先週の為替市場は、週初こそ米国休日となる中で方向感に乏しい展開での推移となると、パウエルFRB議長の議会証言を待つ展開となる中で幾分円が買われて141.40円近辺まで円高となった。しかし、注目されていた議会証言では、インフレ対策のため必要であれば利上げを実施することが示されると、週央に植田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を継続していくことで、賃金の上昇を伴う形で、2%の「物価安定の目標」を持続的・安定的に実現することを目指していく」と発言をしたことで、日銀の金融政策のスタンスは当面変化しないと受け取られて円売りが進行し、7か月ぶりの高値となる143.00円を突破した。週末にかけても、欧米経済指標の悪化はあったものの、円安基調は継続して143.60円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
PMI:購買担当者景気指数