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マーケット市況情報
2023年06月20日 16時00分
週報(6/12~6/16)2023年06月20日 16時00分
1,010ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、前週からの軟調な展開を継続し節目の1,000ドルを割り込むと、相場を下支えする程の目新しい材料も無く980ドル近辺まで下落した。その後は、市場予想を下回る中国経済指標などを材料に970ドル近辺まで続落するも、同水準では安値を拾う動きが強まったことに加え、ECBによる利上げや市場予想を下回る米経済指標を材料に対ユーロでドルが弱含んだことで一時1,000ドルを窺うまで回復した。週末には、FRB高官の発言を受け米金融引き締め長期化の見方が強まる中で上値重く推移し、990ドル近辺で越週した。
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米5月消費者物価指数が前年比で予想以上の鈍化となり、FRBが利上げを見送るとの見方が強まったことで一時1,970ドル近辺まで上昇した。買い一巡後は売りに押され1,940ドル近辺まで下落したが、週央にかけては米物価関連の経済指標が鈍化したことを受け1,960ドル近辺まで反発した。その後、開催されたFOMCでは市場予想通り政策金利の据え置きが決定されたものの、年内2回の追加利上げが示唆されたことで売り優勢の展開となった。週後半には一時1,930ドル近辺まで下落したものの、米長期金利の低下やドル安を手掛かりに1,960ドル近辺まで買い戻されると、週末には売り買いが交錯する展開となり同値近辺で越週した。
24.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、主要国中央銀行の金融政策決定会合を前に積極的な取引が手控えられる中、総じて金に追随する展開が続き、週央にかけて23.60ドル近辺から24.00ドル近辺でのレンジ推移となった。その後開催されたFOMCでは利上げ見送りが決定されたものの、年内追加利上げを示唆したことからドル高が進み、一時23.20ドル近辺まで下落した。週後半から週末にかけては金相場の反発を眺めて値を戻し、24.20ドル近辺まで回復して越週した。
139.50円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、FOMCを前に方向感は出ず同値近辺で揉み合う展開が続いた。その後、米5月消費者物価指数が軟化したことを受け、利上げ停止観測が強まったことで一時139.00円までドルが下落したものの、同水準では買い戻しの動きが強まると、米長期金利の上昇にもサポートされ140.00円近辺まで反発した。週央から後半にかけては、米5月卸売物価指数が市場予想を下回ったことで139.50円近辺まで弱含んだあとは、FOMCで政策金利が据え置かれたものの、年内に追加利上げの可能性が示され、金融引き締め長期化観測が強まり141.50円近辺までドルが上昇した。その後は、ECBで追加利上げが決定され、インフレ抑制へ一段の引き締めが示唆され対ユーロでドル売りが強まると、ドル円相場にもこの流れが波及し140.50円近辺までドルは下落した。週末には、日銀金融政策決定会合で大規模緩和策の継続が示され円売りが強まると、市場予想を上回る米経済指標もあいまって141.90円近辺まで回復して越週した。
略語注釈
ECB:欧州中央銀行
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米5月消費者物価指数が前年比で予想以上の鈍化となり、FRBが利上げを見送るとの見方が強まったことで一時1,970ドル近辺まで上昇した。買い一巡後は売りに押され1,940ドル近辺まで下落したが、週央にかけては米物価関連の経済指標が鈍化したことを受け1,960ドル近辺まで反発した。その後、開催されたFOMCでは市場予想通り政策金利の据え置きが決定されたものの、年内2回の追加利上げが示唆されたことで売り優勢の展開となった。週後半には一時1,930ドル近辺まで下落したものの、米長期金利の低下やドル安を手掛かりに1,960ドル近辺まで買い戻されると、週末には売り買いが交錯する展開となり同値近辺で越週した。
24.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、主要国中央銀行の金融政策決定会合を前に積極的な取引が手控えられる中、総じて金に追随する展開が続き、週央にかけて23.60ドル近辺から24.00ドル近辺でのレンジ推移となった。その後開催されたFOMCでは利上げ見送りが決定されたものの、年内追加利上げを示唆したことからドル高が進み、一時23.20ドル近辺まで下落した。週後半から週末にかけては金相場の反発を眺めて値を戻し、24.20ドル近辺まで回復して越週した。
139.50円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、FOMCを前に方向感は出ず同値近辺で揉み合う展開が続いた。その後、米5月消費者物価指数が軟化したことを受け、利上げ停止観測が強まったことで一時139.00円までドルが下落したものの、同水準では買い戻しの動きが強まると、米長期金利の上昇にもサポートされ140.00円近辺まで反発した。週央から後半にかけては、米5月卸売物価指数が市場予想を下回ったことで139.50円近辺まで弱含んだあとは、FOMCで政策金利が据え置かれたものの、年内に追加利上げの可能性が示され、金融引き締め長期化観測が強まり141.50円近辺までドルが上昇した。その後は、ECBで追加利上げが決定され、インフレ抑制へ一段の引き締めが示唆され対ユーロでドル売りが強まると、ドル円相場にもこの流れが波及し140.50円近辺までドルは下落した。週末には、日銀金融政策決定会合で大規模緩和策の継続が示され円売りが強まると、市場予想を上回る米経済指標もあいまって141.90円近辺まで回復して越週した。
略語注釈
ECB:欧州中央銀行
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会