マーケット市況情報

2023年02月28日 16時00分

週報(2/20~2/24)2023年02月28日 16時00分

920ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初、前週末の下落に対する安値拾いの買いから上昇する動きをみせた。週央にかけても米経済指標が市場予想を上回った為に米国経済の後退懸念が失速し、950ドル近辺まで上昇する展開となった。その後、一時利食い売りから値を下げたものの、引き続き底堅い結果を示す米経済指標の内容に好感した買いが下支えしたことで960ドル近辺まで反発した。しかし週末にはドル高が相場を押し下げる結果となり、910ドル台中盤まで下落し越週した。

1,840ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初米国市場が祝日休場の中、前週末の急騰を引き継ぎ上昇した。しかし、米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことで米国経済の復調期待感が高まったことに加え、FRBによる追加利上げが再加速するとの見方を背景としたドル高から1,830ドル近辺まで下落した。その後も、FOMC議事要旨が発表されると、一部0.5%の利上げを支持するメンバーがいたことが材料視され1,820ドル台中盤まで続落した。週末も米経済指標が軒並み市場予想を上回ったほか、米地区連銀総裁が会見でタカ派な発言をしたことが材料視され1,810ドル台中盤まで下落し越週した。

21.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初こそ目立った動きもなく21.80ドルを挟んで推移したものの、週央に発表されたFOMC議事要旨では、一部から今後の利上げに関して利上げ幅拡大を支持する旨の内容が含まれていたことを材料としたドル高から21.50ドル近辺まで下落した。その後、安値拾いの買いにより反発の兆しを見せたものの、ドル高を背景とした金相場の下落に追随し、20.80ドル台中盤まで下落し越週した。

134.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初米国市場が祝日休場だった為に目立った動きはなく同値近辺を推移した。しかし祝日明けに発表された米経済指標が引き続き底堅い内容だったことによる米国経済の復調期待感の高まりや、追加利上げの再加速懸念が台頭した為にドル高となり135.00円近辺まで上昇した。週央には一時調整売りから134.40円近辺まで下落したものの、FOMC議事要旨で今後の利上げに関して利上げ幅拡大を支持する内容が含まれていたことですぐに135.00円を回復した。週末も引き続き好調な米経済指標の結果を受けたドル高から136.50円近辺まで上昇し越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会
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