マーケット市況情報

2023年02月21日 15時00分

週報(2/13~2/17)2023年02月21日 15時00分

940ドル台中盤からスタートした先週のプラチナ相場は、週初は米インフレ指標の発表を待つ展開となる中で方向感に乏しく推移するも、発表された米インフレ指標が前月よりも伸び率は低下したものの市場予想は上回ったことで、米金利引き上げの終了時期の後ろ倒しが予想されたことで下落基調となった。週央に発表された米小売売上高も前月比で上昇したことから上値は抑えられ、920ドル近辺まで続落した。週末にかけても米経済統計等発表ある中で、FRB当局者の金融引き締めをめぐる発言から上値の抑えられた展開が継続し、910ドル台中盤で越週した。

1,870ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初は米インフレ指標の発表を待つ展開となる中で上値の重い推移となったが、発表された米CPIの結果が前月比マイナスとなるも、市場予想は上回ったことで利上げの継続が意識され、売りがやや優勢となって1,860ドル近辺まで下落した。その後は週央にかけて、複数の米連邦準備銀行総裁が利上げ継続を支持する発言をしたことで1,830ドル台中盤まで下落すると、1,830ドル近辺から1,840ドル近辺での推移となった。週末にかけては米債券価格下落を受けて売られ、1,820ドル近辺まで下げるも、週明けの米国休日を前にドル安に転じたことから買われ、1,840ドル近辺で越週した。

21.90ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より米インフレ指標を待つ中で上値重く推移するも、注目の米インフレ指標は金利の高止まりを意識させる内容だったことから売りが優勢となると、週央にかけて、複数の米連邦準備銀行総裁が利上げ継続を支持する発言をしたことで一時21.50ドル近辺まで下落した。その後は買い戻される局面もあったが、週末にかけて金相場の下落に追随する形で21.20ドル近辺まで下落したものの、週明けの米国休日を前にドル安に転じたことで買われ、21.70ドル台中盤で越週した。

131.50円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初よりパウエルFRB議長が今回の金融引き締め政策での金利引き上げの最終金利を市場予想よりも上昇させる可能性に言及したことで対円ではドルが買われ、133.00円近辺まで円安となった。その後は米インフレ指標等の発表を受けて米債券利回りが上昇すると、週央に至るまで対円でのドル買いの流れは継続し、134.50円近辺まで円安が進行した。週末にかけてもドル買いの進行により135.00円近辺まで底堅い展開となって推移したものの、週明けの米国休日を前にポジション調整の売りも見られ、ドルは134.10円近辺まで反落して越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
CPI:消費者物価指数
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