マーケット市況情報

2023年01月24日 18時00分

週報(1/16~1/20)2023年01月24日 18時00分

1,070ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、米国が祝日休場だったことで動意に乏しい展開となり、同値近辺で売り買いが交錯したあとは、弱い米経済指標を嫌気した売りから1,040ドル近辺まで下落した。その後は、安値を拾う動きから一時週初水準まで急騰したものの、米FRB当局者の利上げに対する積極的な発言を受けた米株価の下落を材料に、上げ幅を打ち消す展開となった。週末にかけては、市場予想を下回る米経済指標を受け、一時1,020ドル近辺まで続落したものの、その後は米国株の反発と共に買い戻しの動きが強まり、1,050ドル近辺で越週した。

1,920ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、米国が祝日休場につき動意薄の展開ではあったものの、前週末に1,900ドル台を突破したことによる利食い売りから上値の重い展開となった。週央には、日銀金融政策決定会合で、一部で予想されていた金融緩和策の修正が見送られると、ドル円主導でドル買いが進み、アジア時間には一時1,900ドルを割る水準まで急落した。しかしその後は、弱い米経済指標を材料に買い戻され1,930ドル近辺まで回復すると、週末にかけて揉み合いが続き同値近辺で越週した。

24.30ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週の上昇に対する利食い売りから徐々に上値を削ると、週央にかけて24.00ドル近辺まで下落した。その後は、米FRB当局者の利上げに対する積極的な発言を材料にドルが強含むと23.40ドル近辺まで下げ幅を拡大した。週後半から週末にかけては、弱い米経済指標を材料に反発する金相場に連れ高となり24.00ドル近辺まで回復し越週した。

128.00円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米国が祝日休場で市場参加者が少ない中、米FRBの利上げペース鈍化の見方が強まっていることや日銀の金融政策修正への思惑を材料に127.60円近辺までドル安が進行した。その後はドルが買い戻され128.50円近辺まで回復すると、日銀の金融政策決定会合を前に同水準で揉み合う展開となった。同会合では、一部予想されていた金融緩和策の修正はなされず、金融緩和継続となったこと受け131.60円近辺まで急速に円売りが強まった。しかし、その後発表された米経済指標の冴えない結果を受けドル全面安となると、アジア時間の上げ幅を全て打ち消し128.50円近辺までドル安が進行した。週後半から週末にかけて、同値近辺で揉み合ったあと、本邦中央銀行総裁が世界経済フォーラム年次総会で、大規模金融緩和策の継続を再表明したことで一時130.50円近辺までドルが急騰したものの、同水準ではドル売りが強まり129.60円近辺で越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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