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マーケット市況情報
2023年01月11日 17時00分
週報(1/2~1/9)2023年01月11日 17時00分
1,070ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、欧州株式市場が底堅く推移したことを受けて1,100ドル近辺まで上昇した。その後はFOMCの議事要旨公表を受けて利上げ幅の縮小見通しは得られたものの、金融引き締め策の終了に関しては見通しを示さなかったことで利上げ継続による景気後退懸念から売られると、好調な米労働指標がFRBのさらなる利上げを想起させ、1,050ドル近辺まで下落した。週末に発表された米雇用統計は強弱入り混じった内容となるも、同日発表された米経済指標が景気後退を示唆する内容となったことから、金利先高観が後退する中で1,090ドル近辺まで上昇して越週した。週明け月曜日は材料出尽くしとなって方向感に乏しく同値近辺で推移している。
1,830ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初米債券利回りの低下を背景に買われ1,860ドル近辺まで上昇した。その後は、複数のFRB当局者が米金利について高止まりする可能性を示唆したことで、米債券価格が下落する中で連れ安となって1,830ドル近辺まで下落した。週末にかけては同値近辺での推移となるも、ISM非製造業景況指数が景況感の節目となる50を下回ったことで景気後退懸念が高まると、米債券利回りの低下も追い風となって上昇し、1,860ドル台後半で越週した。週明け月曜日は前週末の米債券利回り低下によるドル安を背景に買われて1,880ドル近辺で推移している。
24.00ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初方向感に乏しい展開での推移となって24.00ドル近辺から24.40ドル近辺の広いレンジでの推移となった。しかし、週央に複数のFRB当局者が2023年の金利見通しについて、インフレを抑制するために利上げの停止後も金利を高止まりさせることを示唆すると、軟調な金相場に追随して23.20ドル近辺まで下落した。その後は米経済指標が軟調な結果となったこともあってドル安が進む中で買われ、23.90ドル近辺で越週した。週明け月曜日は手掛かり難から、上値重く23.70ドル近辺で推移している。
131.00円近辺からスタートした先週の為替相場は、当初は年末年始休暇の中で小動きとなる中で、低流動性から一時129円台を付けるなど荒れた局面もあったが、130.50円近辺から131.40円近辺の広いレンジでの推移となった。週央に公表されたFOMCの議事要旨は現在の金融引き締め政策の維持を表明するものだったことから、日米の利回り格差が意識された円売りの流れとなると、堅調な米労働指標が米物価高の継続を想起させ、他通貨に対するドル高が進行し、134.00円を突破する水準まで上昇した。週末に発表された米雇用統計は強弱合わさった内容であったものの、同日発表されたISM非製造業景況指数が節目の50を割り込んだことで、景気後退懸念が広がったことでドル全面安となり、132.00円近辺で越週した。週明け月曜日は材料出尽くしとなって動意に乏しく、131.90円近辺での推移となっている。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会
1,830ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初米債券利回りの低下を背景に買われ1,860ドル近辺まで上昇した。その後は、複数のFRB当局者が米金利について高止まりする可能性を示唆したことで、米債券価格が下落する中で連れ安となって1,830ドル近辺まで下落した。週末にかけては同値近辺での推移となるも、ISM非製造業景況指数が景況感の節目となる50を下回ったことで景気後退懸念が高まると、米債券利回りの低下も追い風となって上昇し、1,860ドル台後半で越週した。週明け月曜日は前週末の米債券利回り低下によるドル安を背景に買われて1,880ドル近辺で推移している。
24.00ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初方向感に乏しい展開での推移となって24.00ドル近辺から24.40ドル近辺の広いレンジでの推移となった。しかし、週央に複数のFRB当局者が2023年の金利見通しについて、インフレを抑制するために利上げの停止後も金利を高止まりさせることを示唆すると、軟調な金相場に追随して23.20ドル近辺まで下落した。その後は米経済指標が軟調な結果となったこともあってドル安が進む中で買われ、23.90ドル近辺で越週した。週明け月曜日は手掛かり難から、上値重く23.70ドル近辺で推移している。
131.00円近辺からスタートした先週の為替相場は、当初は年末年始休暇の中で小動きとなる中で、低流動性から一時129円台を付けるなど荒れた局面もあったが、130.50円近辺から131.40円近辺の広いレンジでの推移となった。週央に公表されたFOMCの議事要旨は現在の金融引き締め政策の維持を表明するものだったことから、日米の利回り格差が意識された円売りの流れとなると、堅調な米労働指標が米物価高の継続を想起させ、他通貨に対するドル高が進行し、134.00円を突破する水準まで上昇した。週末に発表された米雇用統計は強弱合わさった内容であったものの、同日発表されたISM非製造業景況指数が節目の50を割り込んだことで、景気後退懸念が広がったことでドル全面安となり、132.00円近辺で越週した。週明け月曜日は材料出尽くしとなって動意に乏しく、131.90円近辺での推移となっている。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会