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マーケット市況情報
2022年12月27日 15時00分
週報(12/19~12/23)2022年12月27日 15時00分
990ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は週初、FRBの金融引き締め策の長期化懸念が意識されたことで米株価が下落し、プラチナ相場も一時980ドルを割り込むまで下落した。その後安値拾いの買いや日銀が発表した10年物国債金利における許容変動幅の拡大を発表したことによる対主要通貨でのドル安が意識され1,020ドル近辺まで上昇した。しかし、その後発表された7-9月期米GDPが上方修正されたほか、他経済指標も軒並み好調だったことから米国経済の底堅さが意識される結果となり、引き続きFRBによる金融引き締め策が来年以降も強気な姿勢を示すとの思惑が広がった。これにより米長期債利回りの上昇とともにドル買いが先行し一時970ドル台中盤まで下落することとなった。しかし週末には市場参加者が少ない中、米PCEの伸び率鈍化を背景としたドル安や米国株の上昇により1,030ドル近辺まで上昇し越週した。
1,790ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初こそ落ち着いた流れで推移していたものの、20日には日銀がイールドカーブ・コントロールにおける長期債金利の許容変動幅を拡大するとの発表がなされたことで、円高主導のドル安となり1,820ドル近辺まで急伸した。その後は同値近辺を推移していたものの、週後半には米国で発表された7-9月期米GDPが上方修正されたほか、クリスマス前のポジション調整の売りにより反落し1,780ドル台中盤を付けた。しかし、週末に発表された米PCEの結果を材料にドル安が進行し1,800ドル近辺で越週した。
23.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初目立った動きもなくレンジ相場を形成するも、20日は日銀の発表内容を背景としたドル安を材料に上昇した金相場に追随し24.20ドル近辺まで急伸した。その後急伸に対する利食い売りから反落を始めると、米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことによるドル高も追い風となり23.40ドル近辺まで続落した。しかし、週末には買い戻される展開となり23.80ドル近辺で越週した。
136.05円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、FRBのタカ派姿勢への長期化懸念を背景にドル高が進行するも、20日に開かれた日銀の金融政策決定会合で、これまでの大規模規制緩和政策の一部見直しが示され、これまで0.25%に制限していた長期金利を0.5%まで上限を引き上げた。これにより事実上の利上げが実施されたと判断された為替相場は130.60円近辺までドルが急落した。その後、急激な円高に対しての調整売りやドルの買戻しにより132.00円を回復すると、週末にかけてもドル買いが先行し132.80ドル台中盤で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
GDP: 国内総生産
PCE:個人消費支出
1,790ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初こそ落ち着いた流れで推移していたものの、20日には日銀がイールドカーブ・コントロールにおける長期債金利の許容変動幅を拡大するとの発表がなされたことで、円高主導のドル安となり1,820ドル近辺まで急伸した。その後は同値近辺を推移していたものの、週後半には米国で発表された7-9月期米GDPが上方修正されたほか、クリスマス前のポジション調整の売りにより反落し1,780ドル台中盤を付けた。しかし、週末に発表された米PCEの結果を材料にドル安が進行し1,800ドル近辺で越週した。
23.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初目立った動きもなくレンジ相場を形成するも、20日は日銀の発表内容を背景としたドル安を材料に上昇した金相場に追随し24.20ドル近辺まで急伸した。その後急伸に対する利食い売りから反落を始めると、米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことによるドル高も追い風となり23.40ドル近辺まで続落した。しかし、週末には買い戻される展開となり23.80ドル近辺で越週した。
136.05円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、FRBのタカ派姿勢への長期化懸念を背景にドル高が進行するも、20日に開かれた日銀の金融政策決定会合で、これまでの大規模規制緩和政策の一部見直しが示され、これまで0.25%に制限していた長期金利を0.5%まで上限を引き上げた。これにより事実上の利上げが実施されたと判断された為替相場は130.60円近辺までドルが急落した。その後、急激な円高に対しての調整売りやドルの買戻しにより132.00円を回復すると、週末にかけてもドル買いが先行し132.80ドル台中盤で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
GDP: 国内総生産
PCE:個人消費支出