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マーケット市況情報
2022年12月20日 12時00分
週報(12/12~12/16)2022年12月20日 12時00分
1,010ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、週初より下落基調で推移して1,000ドル近辺まで下落するも、米CPI の伸びが市場予想を下回ったことでFRBの利上げ幅の減少への期待感から上昇した米株式市場の動きを背景に急騰し、1,040ドル台中盤まで上昇した。その後はFOMCの声明を待つ中で神経質な動きとなり1,030ドル近辺での小動きの展開となるも、米国の最終的な金利水準の予想値が上昇したことや、欧州各国においても政策金利の上昇が示されたことからリセッション懸念が高まり1,000ドル近辺まで下落した。週末にかけても米経済指標が市場予想を下回ったことで先行きへの警戒感が高まり、990ドル近辺で越週した。
1,790ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初1,780ドル近辺から1,790ドル近辺のレンジでの推移となるも、火曜日に発表された米CPIが市場予想を下回ったことや前月よりも鈍化したことなどを受けてFRBの利上げ幅縮小が期待されたことで急速なドル安が進む中で上昇し、一時は1,820ドル近辺を示現した。その後はFOMCや英中銀やECBの声明を待つ展開となる中で上値重く推移すると、欧米各国中央銀行がそれぞれ0.50%の利上げを発表したことでユーロ安ドル高が広がる中で金も売られて1,770ドル台を示現した。週末にかけては同値近辺での推移となるも、米PMIが市場予想よりも低下したことで、リセッション懸念が高まって買われ、1,790ドル台で越週した。
23.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初こそ米インフレ指標発表や週央の欧米中央銀行の金融政策決定会合を前に方向感の乏しい展開での推移となるも、火曜日に発表された米CPIが市場予想を下回ったことで米債券利回りが低下すると、債券価格の上昇を追い風に上昇した金相場に追随し、24.00ドル近辺まで上昇した。その後は23.60ドル近辺から24.00ドル近辺のレンジ推移となるも、ドル高を背景に下落する金相場に追随して下落基調となると、22.60ドル近辺まで下落した。週末の引けにかけては米経済指標の低下を受けたリスク回避の金買いが波及して上昇し、23.20ドル近辺で越週した。
136.70円近辺からスタートした先週の為替相場は、米インフレ指標や欧米中央銀行の金融政策決定会合を週央に控える中、週初より底堅く推移し、137.60円近辺までじり高の展開となった。火曜日に米CPIが発表されると、市場予想を下回ったことや前月比でも低下したことを受け、FRBのインフレ抑制の利上げ幅が低下するとの思惑から他通貨に対してドル売りが進むなかで急速に円高が進行し、134.70円近辺を示現するも、週央のFOMCの声明を待ち、134.70円近辺から135.60円近辺の広いレンジで推移した。FOMCでは市場予想通り0.50%の利上げが決定されたものの、利上げの継続が示唆されたことでドルが買われると、週末にかけて英中銀やECBもそれぞれ0.50%の利上げを発表するなど、各国で利上げの継続見通しが示され投資先としてドルが選好されたことで急速に円安が進行し、一時138.00円近辺を示現した。その後は週末にかけて上げ幅を縮小し、136.70円近辺で越週した。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会
ECB:欧州中央銀行
PMI:購買担当者景気指数
1,790ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初1,780ドル近辺から1,790ドル近辺のレンジでの推移となるも、火曜日に発表された米CPIが市場予想を下回ったことや前月よりも鈍化したことなどを受けてFRBの利上げ幅縮小が期待されたことで急速なドル安が進む中で上昇し、一時は1,820ドル近辺を示現した。その後はFOMCや英中銀やECBの声明を待つ展開となる中で上値重く推移すると、欧米各国中央銀行がそれぞれ0.50%の利上げを発表したことでユーロ安ドル高が広がる中で金も売られて1,770ドル台を示現した。週末にかけては同値近辺での推移となるも、米PMIが市場予想よりも低下したことで、リセッション懸念が高まって買われ、1,790ドル台で越週した。
23.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初こそ米インフレ指標発表や週央の欧米中央銀行の金融政策決定会合を前に方向感の乏しい展開での推移となるも、火曜日に発表された米CPIが市場予想を下回ったことで米債券利回りが低下すると、債券価格の上昇を追い風に上昇した金相場に追随し、24.00ドル近辺まで上昇した。その後は23.60ドル近辺から24.00ドル近辺のレンジ推移となるも、ドル高を背景に下落する金相場に追随して下落基調となると、22.60ドル近辺まで下落した。週末の引けにかけては米経済指標の低下を受けたリスク回避の金買いが波及して上昇し、23.20ドル近辺で越週した。
136.70円近辺からスタートした先週の為替相場は、米インフレ指標や欧米中央銀行の金融政策決定会合を週央に控える中、週初より底堅く推移し、137.60円近辺までじり高の展開となった。火曜日に米CPIが発表されると、市場予想を下回ったことや前月比でも低下したことを受け、FRBのインフレ抑制の利上げ幅が低下するとの思惑から他通貨に対してドル売りが進むなかで急速に円高が進行し、134.70円近辺を示現するも、週央のFOMCの声明を待ち、134.70円近辺から135.60円近辺の広いレンジで推移した。FOMCでは市場予想通り0.50%の利上げが決定されたものの、利上げの継続が示唆されたことでドルが買われると、週末にかけて英中銀やECBもそれぞれ0.50%の利上げを発表するなど、各国で利上げの継続見通しが示され投資先としてドルが選好されたことで急速に円安が進行し、一時138.00円近辺を示現した。その後は週末にかけて上げ幅を縮小し、136.70円近辺で越週した。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会
ECB:欧州中央銀行
PMI:購買担当者景気指数