マーケット市況情報

2022年11月22日 15時00分

週報(11/14~11/18)2022年11月22日 15時00分

1,030ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、堅調な米株式市場にサポートされ底堅い展開となったものの、同水準では利食い売りが旺盛となり軟調地合いへと転換した。週半ばから週末にかけては、弱含む米株式市場を眺め1,000ドル近辺まで下落すると、米地区連銀総裁の利上げに対する積極的な発言を背景に、景気後退への警戒感の高まりから売りが強まり、980ドル近辺まで続落して越週した。

1,760ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、前週からの堅調地合いを引き継ぎ底堅く推移すると、米10月卸売物価指数が市場予想を下回ったことで利上げベース減速との見方が強まり、米長期金利が低下する中で1,780ドル台中盤まで続伸した。しかし、同水準では利食い売りが強まったことに加え、週後半から週末にかけて米地区連銀総裁が利上げに積極的な態度を示したことでドル買いが旺盛となり、1,750ドル近辺まで下落して越週した。

21.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、金相場の上昇に追随し底堅い動きを見せると22.20ドル近辺まで上昇した。しかし、その後は利食い売りなどから軟調な展開へと転換し21.40ドル近辺まで下落した。週後半から週末にかけては、市場予想を上回る米経済指標や米地区連銀総裁の発言を材料にドル高が進み、20.90ドル近辺まで下げ幅を拡大して越週した。

138.50円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、FRB理事の利上げに対する積極的な発言を材料にドル買いが進み、140.50円近辺まで上昇した。その後は利食い売りや、米10月卸売物価指数が下振れしたことで、利上げペース鈍化の見方が強まると、週半ばにかけて上値を削り139.50円近辺まで円高が進行した。週後半から週末にかけては、米地区連銀総裁が相次いで利上げペースの維持を示唆したことでドル買い戻しの動きが強まり140.40円近辺まで回復して越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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