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マーケット市況情報
2022年11月08日 16時00分
週報(10/31~11/4)2022年11月08日 16時00分
940ドル台中盤からスタートした先週のプラチナ相場は、週初より中国の経済指標が市場予想を下回ったことを受けた景況感の悪化懸念から920ドル近辺まで小幅に下落するも、ドル安を背景に商品市場全体が上昇する中で950ドル近辺まで底堅く推移した。週央に開催されたFOMCでは、市場予想通りに0.75%の利上げが行われたものの、パウエルFRB議長が、利上げ一時停止を検討するには時期尚早であるとの発言を行ったことで、継続した利上げによる経済の減速への懸念が高まる中で下落した米株式市場に連れ安となり、910ドル近辺まで下落した。その後週末にかけては安値拾いや中国のコロナ対策の緩和への期待感や、ドル安を受けた買いから、960ドル近辺まで急伸して越週した。
1,640ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、大幅利上げの継続が予想されていたFOMCが週央に控える中で、週初こそ軟調推移となって1,630ドル近辺まで下落したものの、安値拾いの買いも見られて1,650ドル台中盤まで上昇した。注目されていたFOMCでは市場予想通りに0.75%の利上げが表明されたものの、パウエルFRB議長が利上げの一時停止の議論は時期尚早であると発言したことから、長期的な米金利の上昇が意識されてドル選好が高まり、金利のつかない資産である金は売られて1,620ドル近辺まで続落した。その後週末にかけては安値拾いの買いなどを受けて週初の水準を回復すると、米雇用統計の一部に経済減速の兆候が見られたことでドル安が進み、1,680ドル近辺まで急伸して越週した。
19.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初こそFOMCを待つ展開で方向感に乏しい推移となるも、ドル安を背景に買われた金相場を受けて20.00ドルをうかがう水準まで上昇した。週央にかけてはFOMCを待つ中で方向感は出ずに19.60ドル近辺から19.80ドル近辺の狭いレンジでの推移となったが、FOMC後のパウエルFRB議長の利上げの停止見通しに関する発言を受けた米債券利回りの上昇を受けて金相場が下落する中で連れ安となり、18.80ドル近辺まで下落した。週末にかけては、安値拾いの買いが見られたことでFOMC後の下げ幅を取り戻すと、米雇用統計を背景としたドル安を追い風に節目の20ドルを突破し、20.90ドル近辺まで急伸して越週した。
147.70円近辺からスタートした先週の為替相場は、週央に控えるFOMCが注目される中、週初発表された米労働指標が市場予想を上回ったことから大幅な追加利上げが実施されるとの見方が強まったことでドル高が進み、148.80円近辺まで円は売られた。その後はFOMCを待つ中で上下に大きく振れる展開となり、147.00円近辺から148.30円近辺と方向感の出にくい展開となり、FRBのパウエル議長はFOMC後の記者会見で利上げの一時停止は時期尚早であるとの見方を示すも、ドル安から147.80円近辺まで円高が進行した。週末にかけては、パウエル議長の発言が消化される中で米金利の先高観がドル買い材料となって148.40円近辺まで急伸するも、金曜日に発表された米雇用統計の一部は景気減速の兆候をうかがわせて金利先高観が後退し、主要通貨に対するドル売りの進行を受けて急速に円高が進み、146.50円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員
FRB:米連邦準備制度理事会
1,640ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、大幅利上げの継続が予想されていたFOMCが週央に控える中で、週初こそ軟調推移となって1,630ドル近辺まで下落したものの、安値拾いの買いも見られて1,650ドル台中盤まで上昇した。注目されていたFOMCでは市場予想通りに0.75%の利上げが表明されたものの、パウエルFRB議長が利上げの一時停止の議論は時期尚早であると発言したことから、長期的な米金利の上昇が意識されてドル選好が高まり、金利のつかない資産である金は売られて1,620ドル近辺まで続落した。その後週末にかけては安値拾いの買いなどを受けて週初の水準を回復すると、米雇用統計の一部に経済減速の兆候が見られたことでドル安が進み、1,680ドル近辺まで急伸して越週した。
19.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初こそFOMCを待つ展開で方向感に乏しい推移となるも、ドル安を背景に買われた金相場を受けて20.00ドルをうかがう水準まで上昇した。週央にかけてはFOMCを待つ中で方向感は出ずに19.60ドル近辺から19.80ドル近辺の狭いレンジでの推移となったが、FOMC後のパウエルFRB議長の利上げの停止見通しに関する発言を受けた米債券利回りの上昇を受けて金相場が下落する中で連れ安となり、18.80ドル近辺まで下落した。週末にかけては、安値拾いの買いが見られたことでFOMC後の下げ幅を取り戻すと、米雇用統計を背景としたドル安を追い風に節目の20ドルを突破し、20.90ドル近辺まで急伸して越週した。
147.70円近辺からスタートした先週の為替相場は、週央に控えるFOMCが注目される中、週初発表された米労働指標が市場予想を上回ったことから大幅な追加利上げが実施されるとの見方が強まったことでドル高が進み、148.80円近辺まで円は売られた。その後はFOMCを待つ中で上下に大きく振れる展開となり、147.00円近辺から148.30円近辺と方向感の出にくい展開となり、FRBのパウエル議長はFOMC後の記者会見で利上げの一時停止は時期尚早であるとの見方を示すも、ドル安から147.80円近辺まで円高が進行した。週末にかけては、パウエル議長の発言が消化される中で米金利の先高観がドル買い材料となって148.40円近辺まで急伸するも、金曜日に発表された米雇用統計の一部は景気減速の兆候をうかがわせて金利先高観が後退し、主要通貨に対するドル売りの進行を受けて急速に円高が進み、146.50円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員
FRB:米連邦準備制度理事会