マーケット市況情報

2022年11月01日 13時00分

週報(10/24~10/28)2022年11月01日 13時00分

940ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、市場予想を下回る弱い米経済指標を嫌気した売りから上値を削ると910ドル近辺まで下落した。その後は、安値を拾う動きから切り返すと、FRBが利上げペースを減速するのではとの見方から景気後退懸念が一服し、上昇する米株価を好感した買いから970ドル近辺まで上昇した。週末には、利食い売りや冴えない米経済指標を受けて下落すると950ドル近辺で越週した。

1,660ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、英首相の後任が固まり英国の財政運営が安定するとの期待感から欧米株価が上昇したことや、米長期金利が上昇に転じたことで1,640ドル近辺まで下落した。しかし、FRBが利上げペースを減速するとの観測が高まる中、発表された米経済指標が軒並み低調だったこともあり反発すると、週央には1,670ドル近辺まで値を伸ばした。週後半から週末にかけては、米株価の大幅高や米長期金利の上昇に伴い、上値を削る展開となると1,640ドル近辺まで下落して越週した。

19.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、英国財政運営への不透明感が一服したことなどから下落する金相場に連れ安となり、18.80ドル近辺まで値を下げた。その後は安値拾いから反発し、19.70ドル近辺まで回復した。週後半にかけて同値近辺で売り買いが交錯したあとは、対ユーロでドルが強含んだことで19.30ドル近辺まで下落して越週した。

148.10円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、前週末の政府・日銀による円買い介入の余波から乱高下する中で、149.00円近辺で落ち着いた。週央から週後半にかけて、FRBの利上げペース減速との見方が高まると、米長期金利の低下を眺め徐々に上値を削り、一時145.30円近辺まで下落した。しかし、週末には本邦中央銀行が大規模金融緩和政策の維持を決定したことで、ドル買い戻しの動きが強まり147.50円近辺まで回復して越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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