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マーケット市況情報
2022年10月18日 14時00分
週報(10/11~10/14)2022年10月18日 14時00分
910ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週央に控える米インフレ指標の発表を待つ中で下落した欧米株式市場に追随してじり安の展開となると、880ドル近辺まで続落した。注目されていた米消費者物価指数は市場予想を上回り、米金利の先高観から景気後退リスクが想起されて急落し860ドル台中盤を示現するも、急落に対しては売られすぎとの見方が買い戻しを誘い、週初からの下げ幅を取り戻す勢いで900ドル近辺まで急伸した。週末の引けにかけては890ドル近辺から910ドル近辺の広いレンジ内での推移となる中で手掛かり難となり、900ドル近辺で越週した。
1,700ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初より米長期金利の先高観を背景に主要通貨に対するドル高が進行する中で売り優勢の展開となり、1,660ドル台中盤まで下落した。その後は週央以降に控えるFOMC議事録公開や米インフレ指標の発表を待つ展開となって1,660ドル台中盤から1,670ドル台中盤の狭いレンジでの推移となった。注目されていたFOMC議事録については経済成長見通しに利上げが影響を与えているとの見方を示し、引き締めペースの調整を示唆したものの、同日に発表された米卸売物価指数が市場予想を上回ったことで金利の先高観を意識させるなど、方向感に乏しい展開であった。週末にかけては米消費者物価指数が市場予想を上回ったことで急落するも、安値拾いの買いによって買い戻されるなど不安定な展開となったが、他の米インフレ指標が長期のインフレ継続を示唆したことでドル高や金利先高観を背景に上値重く、1,640ドル近辺で越週した。
20.00ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週央以降に控えるFOMC議事録公開や、米インフレ指標の発表を待つ展開となる中で進行したドル高を受けて週初より下落基調での推移となり、19.10ドル近辺まで下落した。週央にかけては注目されていたFOMC議事録公開や米卸売物価指数の発表があったものの売買は交錯する展開だった。週末にかけては市場予想を上回る米消費者物価指数の発表を受けて下落するも、安値拾いの買いも見られて19.00ドル近辺まで戻したが、金曜日に発表された米インフレ指標が長期的なインフレを示唆したことで金利先高観の強まりとともに売られて18.30ドル近辺まで下落して越週した。
145.50円近辺からスタートした先週の為替市場は週初、週半ばに控える米インフレ指標の発表や9月のFOMC議事録の公表を前に上値の重い展開での推移となり145.70円台での推移となった。週央には、為替市場は前回の日本政府介入水準を上回る円安となるも、介入は行われなかった。そして、注目されていたFOMC議事録では、急速な金融引き締めによる経済見通しへの影響がリスク要因に挙げられていたものの、同日発表された米卸売物価指数が市場予想を上回ったことでFRBの大幅利上げが継続するとの見通しが強まり147.00円をうかがうまで円安が進行した。その後も週末にかけて、注目されていた米消費者物価指数の上昇から米金利先高観の広まりを受けて147.00円を突破する中で米インフレ指標の上昇を受けて急速に売られ、148.80円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
1,700ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初より米長期金利の先高観を背景に主要通貨に対するドル高が進行する中で売り優勢の展開となり、1,660ドル台中盤まで下落した。その後は週央以降に控えるFOMC議事録公開や米インフレ指標の発表を待つ展開となって1,660ドル台中盤から1,670ドル台中盤の狭いレンジでの推移となった。注目されていたFOMC議事録については経済成長見通しに利上げが影響を与えているとの見方を示し、引き締めペースの調整を示唆したものの、同日に発表された米卸売物価指数が市場予想を上回ったことで金利の先高観を意識させるなど、方向感に乏しい展開であった。週末にかけては米消費者物価指数が市場予想を上回ったことで急落するも、安値拾いの買いによって買い戻されるなど不安定な展開となったが、他の米インフレ指標が長期のインフレ継続を示唆したことでドル高や金利先高観を背景に上値重く、1,640ドル近辺で越週した。
20.00ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週央以降に控えるFOMC議事録公開や、米インフレ指標の発表を待つ展開となる中で進行したドル高を受けて週初より下落基調での推移となり、19.10ドル近辺まで下落した。週央にかけては注目されていたFOMC議事録公開や米卸売物価指数の発表があったものの売買は交錯する展開だった。週末にかけては市場予想を上回る米消費者物価指数の発表を受けて下落するも、安値拾いの買いも見られて19.00ドル近辺まで戻したが、金曜日に発表された米インフレ指標が長期的なインフレを示唆したことで金利先高観の強まりとともに売られて18.30ドル近辺まで下落して越週した。
145.50円近辺からスタートした先週の為替市場は週初、週半ばに控える米インフレ指標の発表や9月のFOMC議事録の公表を前に上値の重い展開での推移となり145.70円台での推移となった。週央には、為替市場は前回の日本政府介入水準を上回る円安となるも、介入は行われなかった。そして、注目されていたFOMC議事録では、急速な金融引き締めによる経済見通しへの影響がリスク要因に挙げられていたものの、同日発表された米卸売物価指数が市場予想を上回ったことでFRBの大幅利上げが継続するとの見通しが強まり147.00円をうかがうまで円安が進行した。その後も週末にかけて、注目されていた米消費者物価指数の上昇から米金利先高観の広まりを受けて147.00円を突破する中で米インフレ指標の上昇を受けて急速に売られ、148.80円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会