- ホーム
- 貴金属価格情報
- マーケット市況情報一覧
- 週報(8/15~8/19)
マーケット市況情報
2022年08月23日 16時00分
週報(8/15~8/19)2022年08月23日 16時00分
960ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、中国や米国で発表された経済指標が軒並み市場予想を下回ったことから、世界的にも景気後退懸念が高まった為に940ドル近辺まで値を下げた。その後17日に発表される7月FOMC議事要旨の内容を見定めたいとの思惑の広がりにより、同値を挟む形で推移した。そして、注目されていた議事要旨の内容としては、ほぼ織り込み済みな内容であり、特段の動きは見られなかった。週末にかけてはFRB高官が利上げに対して強気な姿勢を示したことによりドルが買い進まれた為に900ドル近辺で越週した。
1,800ドル近辺でスタートした先週の金相場は、節目となる1,800ドルの壁を越えられないことによる失望売りから値を下げ始めると、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことで一時反発の兆しを見せるも、上値の重い展開から徐々に切り下げ1,780ドルを割り込むまで下落した。その後は7月FOMC議事要旨の内容を見定める動きから目立った動きがなかったものの、発表後は「ある時点で利上げペースを減速させる」との発言が意識され米国株価が上昇し、その流れを受けたドル高により1,760ドル近辺まで相場を切り下げる展開となった。そして、週末にかけてはFRB高官が利上げに関してタカ派な発言をしたことでドル高となり、長期債利回りも上昇し、その結果1,750ドル近辺まで値を下げ越週した。
20.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週を通して金相場の流れに追随する展開となった。週初、中国の経済指標が市場予想を下回ったことによる中国経済の後退懸念を材料に値を下げた後は、独自材料に乏しいことから、他金属と同様レンジ相場を形成すると、20.00ドル近辺から20.20ドル近辺で推移した。その後、ドル高を背景に20.00ドルを割り込むと、底値を探る展開が継続し19.20ドル近辺で越週した。
133.40円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初本邦が祝日のため市場参加者が限られたものの、米中経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで一時132.50円近辺まで値を切り崩した。しかし、米国株が反発したことで133.00円を回復すると、米7月鉱工業生産が市場予想を上回った為に134.00円まで続伸した。その後発表された小売売上高も市場予想を上回る良好な結果となったことが意識され、135.50円近辺まで上昇した。7月FOMC議事要旨が発表されると、将来的な金利引き上げペース緩和の可能性が示唆された為に一時135.00円を割り込むまで下落した。週末にかけてはFRB高官が利上げに関して強気な発言をしたことが材料視され再び135.00円を回復すると、その後も米長期金利上昇も材料視される形となり136.90円台中盤で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
1,800ドル近辺でスタートした先週の金相場は、節目となる1,800ドルの壁を越えられないことによる失望売りから値を下げ始めると、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことで一時反発の兆しを見せるも、上値の重い展開から徐々に切り下げ1,780ドルを割り込むまで下落した。その後は7月FOMC議事要旨の内容を見定める動きから目立った動きがなかったものの、発表後は「ある時点で利上げペースを減速させる」との発言が意識され米国株価が上昇し、その流れを受けたドル高により1,760ドル近辺まで相場を切り下げる展開となった。そして、週末にかけてはFRB高官が利上げに関してタカ派な発言をしたことでドル高となり、長期債利回りも上昇し、その結果1,750ドル近辺まで値を下げ越週した。
20.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週を通して金相場の流れに追随する展開となった。週初、中国の経済指標が市場予想を下回ったことによる中国経済の後退懸念を材料に値を下げた後は、独自材料に乏しいことから、他金属と同様レンジ相場を形成すると、20.00ドル近辺から20.20ドル近辺で推移した。その後、ドル高を背景に20.00ドルを割り込むと、底値を探る展開が継続し19.20ドル近辺で越週した。
133.40円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初本邦が祝日のため市場参加者が限られたものの、米中経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで一時132.50円近辺まで値を切り崩した。しかし、米国株が反発したことで133.00円を回復すると、米7月鉱工業生産が市場予想を上回った為に134.00円まで続伸した。その後発表された小売売上高も市場予想を上回る良好な結果となったことが意識され、135.50円近辺まで上昇した。7月FOMC議事要旨が発表されると、将来的な金利引き上げペース緩和の可能性が示唆された為に一時135.00円を割り込むまで下落した。週末にかけてはFRB高官が利上げに関して強気な発言をしたことが材料視され再び135.00円を回復すると、その後も米長期金利上昇も材料視される形となり136.90円台中盤で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会