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マーケット市況情報
2022年08月17日 17時00分
週報(8/8~8/15)2022年08月17日 17時00分
930ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初より堅調に推移した欧州株式市場を追い風に上昇したが、週央に控える米CPIの発表を前に一時は940ドル近辺でもみ合う展開となった。その後は上げ幅を削って930ドル近辺までじり安となるも、注目されていた米CPIが市場予想を下回ったことでインフレの鈍化が意識されると、金融引き締め政策の転換が連想され、経済の先行き不透明感が後退したため970ドル近辺まで上昇した。週末にかけては上値を削るも、金融政策の引き締め緩和の思惑から堅調推移となった米株式市場を受けて下値は限定的な展開となり、960ドル近辺で越週した。週明け月曜日は、中国の経済指標が軟調となったことで景気後退懸念が再燃し、940ドル近辺で推移している。
1,775ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初より主要通貨に対するドル安を背景に上昇基調となって1,790ドル台中盤まで上昇するも、その後は米CPIの発表を待つ展開となって上値重く推移した。注目されていた米CPIは市場予想を下回った結果となったことからインフレ懸念の後退が印象付けられると、インフレ抑制のための利上げ見通しが後退、金相場は上昇して1,800ドル台前半を示現した。しかし勢いは続かず下落に転じると、主要通貨に対するドル安を背景に売られて1,780ドル台中盤まで続落した。その後、週末の引けにかけて発表された米経済指標が市場予想を上回ったことで、米経済の先行き懸念が後退する中で米金利が下落したことを受け上昇し、1,800ドル近辺で越週した。週明け月曜日は主要通貨に対するドル高を背景に下落基調となり、1,790ドル近辺で推移している。
19.80ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より金相場の上昇に連れ高の展開となると20.60ドル近辺まで急伸した。その後は週央に控える米CPIの発表を前に20.40ドル近辺まで上値を削る展開となるも、米CPIが市場予想を下回り、米利上げ観測の後退が意識されたことで上昇した金相場に追随して一時20.80ドル近辺を示現した。しかし、その後は特段の材料がない中でじり安の展開となって20.20ドル近辺まで下落するも、米経済指標の好転を受けて景気後退懸念が弱まり、米金利の下落を背景に上昇した金相場に追随し、20.80ドル近辺で越週した。週明け月曜日は前週末の上昇に対する利益確定売りや金相場の下落に伴って、20.40ドル近辺で推移している。
135.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初こそ一時134.50円近辺まで円高が進行するも、週央に控える米CPIの発表を待つ展開となって134.80円近辺から135.30円近辺でのレンジ推移となった。注目されていた米CPIは市場予想を下回っていたことで金利先高観が後退、ドル安が急速に進行したことで132.00円近辺まで下落するも、急速なドル安への揺り戻しから133.30円近辺まで値を返した。しかし、週末にかけて米PPIも下落したことで、再び米利上げ観測の後退が意識されて132.00円近辺まで円高が進行するも、その後は他通貨のドル高が円相場にも波及して133.50円近辺まで下落して越週した。週明け月曜日は中国経済指標が軟調だったことから、リスク回避の流れとなる中で進行した米金利の下落を背景に円も買われて133.30円近辺で推移している。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
PPI: 卸売物価指数
1,775ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初より主要通貨に対するドル安を背景に上昇基調となって1,790ドル台中盤まで上昇するも、その後は米CPIの発表を待つ展開となって上値重く推移した。注目されていた米CPIは市場予想を下回った結果となったことからインフレ懸念の後退が印象付けられると、インフレ抑制のための利上げ見通しが後退、金相場は上昇して1,800ドル台前半を示現した。しかし勢いは続かず下落に転じると、主要通貨に対するドル安を背景に売られて1,780ドル台中盤まで続落した。その後、週末の引けにかけて発表された米経済指標が市場予想を上回ったことで、米経済の先行き懸念が後退する中で米金利が下落したことを受け上昇し、1,800ドル近辺で越週した。週明け月曜日は主要通貨に対するドル高を背景に下落基調となり、1,790ドル近辺で推移している。
19.80ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より金相場の上昇に連れ高の展開となると20.60ドル近辺まで急伸した。その後は週央に控える米CPIの発表を前に20.40ドル近辺まで上値を削る展開となるも、米CPIが市場予想を下回り、米利上げ観測の後退が意識されたことで上昇した金相場に追随して一時20.80ドル近辺を示現した。しかし、その後は特段の材料がない中でじり安の展開となって20.20ドル近辺まで下落するも、米経済指標の好転を受けて景気後退懸念が弱まり、米金利の下落を背景に上昇した金相場に追随し、20.80ドル近辺で越週した。週明け月曜日は前週末の上昇に対する利益確定売りや金相場の下落に伴って、20.40ドル近辺で推移している。
135.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初こそ一時134.50円近辺まで円高が進行するも、週央に控える米CPIの発表を待つ展開となって134.80円近辺から135.30円近辺でのレンジ推移となった。注目されていた米CPIは市場予想を下回っていたことで金利先高観が後退、ドル安が急速に進行したことで132.00円近辺まで下落するも、急速なドル安への揺り戻しから133.30円近辺まで値を返した。しかし、週末にかけて米PPIも下落したことで、再び米利上げ観測の後退が意識されて132.00円近辺まで円高が進行するも、その後は他通貨のドル高が円相場にも波及して133.50円近辺まで下落して越週した。週明け月曜日は中国経済指標が軟調だったことから、リスク回避の流れとなる中で進行した米金利の下落を背景に円も買われて133.30円近辺で推移している。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
PPI: 卸売物価指数