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マーケット市況情報
2022年08月04日 16時00分
2022年7月の貴金属市況2022年08月04日 16時00分
価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格 為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
1,795.65ドルでスタートした7月のドル建て金相場は月初、弱い米経済指標を受け景況感が悪化したことで選好され、4日には月間最高値の1,808.40ドルまで上昇した。しかし、欧州でのエネルギー供給問題を背景とした価格の高騰が景気後退懸念を煽り、対ユーロでドルが20年ぶりの高値となると1,740ドル近辺まで急落した。月後半にかけて、FRBが大幅利上げに踏み切るとの見方が強まる中、徐々に上値を削る展開となると、節目の1,700ドルを割り込み21日には月間最安値の1,686.55ドルまで下落した。同水準では買いが旺盛となったことや、ECBが利上げを決定したことでドルが弱含むと、1,720ドル近辺まで回復した。月末にかけては、FOMC後のパウエルFRB議長の発言を受け、今後の大幅利上げ観測が後退したことでドル安が進み、月末29日には1,753.40ドルまで続伸して終了した。
■円建て金相場
7,952円でスタートした7月の円建て金相場は月初、ドル建て金相場の上昇を受け5日には月間最高値の7,957円まで値を伸ばした。その後、為替相場は円安方向に動いたものの、ドル建て相場が軟調な展開となったことで下落に転じると、21日には月間最安値の7,585円まで値を下げた。月末にかけて、ドル建て相場が反発したことで、月末29日には7,643円まで上昇して終了した。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
886ドルでスタートした7月のドル建てプラチナ相場は月初、弱い欧州経済指標を受け対ユーロでドルが強含むと850ドル近辺まで下落した。その後は、市場予想を上回る米6月雇用統計を好感した買いから880ドル近辺まで値を戻すも、エネルギー価格の高騰を背景に欧州経済の後退懸念が意識され徐々に上値を削り、14日には月間最安値の831ドルまで下げ幅を拡大した。月後半にかけて、安値を拾う動きや米株価が反発したことを受け切り返すと、ECBの利上げ実施を背景にドル安が進み880ドル近辺まで回復した。月末にかけては、FRB議長の発言を受け、更にドル安が進行すると月末29日ロンドン時間午前には、月間最高値の898ドルまで続伸した。その後はやや値を下げ、同日ロンドン時間午後には889ドルで終了した。
■円建てプラチナ相場
月間最高値の4,059円でスタートした7月の円建てプラチナ相場は、月半ばにかけてドル建てプラチナ相場が急落すると、13日には月間最安値の3,850円まで下落した。その後は、ドル建て相場が堅調に推移したことで徐々に下値を切り上げ、月末29日には3,920円まで上昇して終了した。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
19.725ドルでスタートした7月のドル建て銀相場は月初、20ドルをやや下回る水準で売り買いが交錯したあとは、欧州のエネルギー供給問題や弱い経済指標を受け、対ユーロでドル高が急速に進み19.00ドル近辺まで値を下げた。月半ばにかけても上値重く推移すると、FRBが大幅利上げを実施するとの見方が強まったことでドルに資金流入が続き、21日には月間最安値の18.265ドルまで下げ幅を拡大した。しかし、月末のFOMCで今後の大幅利上げ観測が後退し、やや過熱気味であったドルへの資金流入が一服、ドル安に進んだことで反発すると、月末29日には月間最高値の20.065ドルまで急騰して終了した。
■円建て銀相場
月間最高値の91.20円でスタートした7月の円建て銀相場は、月初から月後半にかけて為替相場は円安方向に進むも、ドル建て銀相場が軟調地合いだったことで値を下げ、26日には月間最安値の83.30円まで下落した。その後、ドル建て相場の急騰を受けて値を伸ばすと、月末29日には88.80円まで反発して終了した。
■為替
135.99円でスタートした7月の為替相場は月初、軟調な米株式市場や弱い米経済指標を材料に、米長期金利が低下するとドル売りが強まり、135円近辺まで急落した。その後は、市場予想を上回る米6月雇用統計の結果などを受け136円近辺まで回復すると、日銀総裁が大規模金融緩和を継続すると発言したことや、FRBが大幅利上げを実施するとの見方が強まる中でドルへの資金流入が加速し、15日には月間最高値の138.94円まで急騰した。しかし、月後半にかけては、ECBが利上げを実施したことで、対ユーロでドル売りが強まり、これがドル円相場にも波及したことに加え、米経済指標が市場予想を下回り景況感が悪化したことも相俟って136円近辺まで下落した。月末にかけて、FOMC後の声明発表を受け、大幅利上げ観測が後退したことでドルから急速に資金流出すると、月末29日には月間最安値の134.61円まで急落して終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格 為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
1,795.65ドルでスタートした7月のドル建て金相場は月初、弱い米経済指標を受け景況感が悪化したことで選好され、4日には月間最高値の1,808.40ドルまで上昇した。しかし、欧州でのエネルギー供給問題を背景とした価格の高騰が景気後退懸念を煽り、対ユーロでドルが20年ぶりの高値となると1,740ドル近辺まで急落した。月後半にかけて、FRBが大幅利上げに踏み切るとの見方が強まる中、徐々に上値を削る展開となると、節目の1,700ドルを割り込み21日には月間最安値の1,686.55ドルまで下落した。同水準では買いが旺盛となったことや、ECBが利上げを決定したことでドルが弱含むと、1,720ドル近辺まで回復した。月末にかけては、FOMC後のパウエルFRB議長の発言を受け、今後の大幅利上げ観測が後退したことでドル安が進み、月末29日には1,753.40ドルまで続伸して終了した。
■円建て金相場
7,952円でスタートした7月の円建て金相場は月初、ドル建て金相場の上昇を受け5日には月間最高値の7,957円まで値を伸ばした。その後、為替相場は円安方向に動いたものの、ドル建て相場が軟調な展開となったことで下落に転じると、21日には月間最安値の7,585円まで値を下げた。月末にかけて、ドル建て相場が反発したことで、月末29日には7,643円まで上昇して終了した。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
886ドルでスタートした7月のドル建てプラチナ相場は月初、弱い欧州経済指標を受け対ユーロでドルが強含むと850ドル近辺まで下落した。その後は、市場予想を上回る米6月雇用統計を好感した買いから880ドル近辺まで値を戻すも、エネルギー価格の高騰を背景に欧州経済の後退懸念が意識され徐々に上値を削り、14日には月間最安値の831ドルまで下げ幅を拡大した。月後半にかけて、安値を拾う動きや米株価が反発したことを受け切り返すと、ECBの利上げ実施を背景にドル安が進み880ドル近辺まで回復した。月末にかけては、FRB議長の発言を受け、更にドル安が進行すると月末29日ロンドン時間午前には、月間最高値の898ドルまで続伸した。その後はやや値を下げ、同日ロンドン時間午後には889ドルで終了した。
■円建てプラチナ相場
月間最高値の4,059円でスタートした7月の円建てプラチナ相場は、月半ばにかけてドル建てプラチナ相場が急落すると、13日には月間最安値の3,850円まで下落した。その後は、ドル建て相場が堅調に推移したことで徐々に下値を切り上げ、月末29日には3,920円まで上昇して終了した。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
19.725ドルでスタートした7月のドル建て銀相場は月初、20ドルをやや下回る水準で売り買いが交錯したあとは、欧州のエネルギー供給問題や弱い経済指標を受け、対ユーロでドル高が急速に進み19.00ドル近辺まで値を下げた。月半ばにかけても上値重く推移すると、FRBが大幅利上げを実施するとの見方が強まったことでドルに資金流入が続き、21日には月間最安値の18.265ドルまで下げ幅を拡大した。しかし、月末のFOMCで今後の大幅利上げ観測が後退し、やや過熱気味であったドルへの資金流入が一服、ドル安に進んだことで反発すると、月末29日には月間最高値の20.065ドルまで急騰して終了した。
■円建て銀相場
月間最高値の91.20円でスタートした7月の円建て銀相場は、月初から月後半にかけて為替相場は円安方向に進むも、ドル建て銀相場が軟調地合いだったことで値を下げ、26日には月間最安値の83.30円まで下落した。その後、ドル建て相場の急騰を受けて値を伸ばすと、月末29日には88.80円まで反発して終了した。
■為替
135.99円でスタートした7月の為替相場は月初、軟調な米株式市場や弱い米経済指標を材料に、米長期金利が低下するとドル売りが強まり、135円近辺まで急落した。その後は、市場予想を上回る米6月雇用統計の結果などを受け136円近辺まで回復すると、日銀総裁が大規模金融緩和を継続すると発言したことや、FRBが大幅利上げを実施するとの見方が強まる中でドルへの資金流入が加速し、15日には月間最高値の138.94円まで急騰した。しかし、月後半にかけては、ECBが利上げを実施したことで、対ユーロでドル売りが強まり、これがドル円相場にも波及したことに加え、米経済指標が市場予想を下回り景況感が悪化したことも相俟って136円近辺まで下落した。月末にかけて、FOMC後の声明発表を受け、大幅利上げ観測が後退したことでドルから急速に資金流出すると、月末29日には月間最安値の134.61円まで急落して終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行