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マーケット市況情報
2022年05月31日 16時00分
週報(5/23~5/27)2022年05月31日 16時00分
960ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初ラガルドECB総裁の発言による早期利上げ期待感の高まりや、欧州の経済指標が市場予想を上回ったことを背景とした実需の高まり期待感から980ドル近辺まで上昇した。しかし、利食い売りに上値を抑えられると、週初スタート時点まで値を戻す結果となった。その後も下値を探る展開が続き、週後半にはECB高官が金融政策正常化には段階的に行うべきとの発言が材料視されユーロ売・ドル買が進み、一時940ドルを割り込むまで下落した。週末にかけては安値拾いから反発の様相を見せるも、週初時点の960ドルで頭打ちとなり、960ドル台中盤で越週した。
1,840ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週初ラガルドECB総裁が7月に利上げを実施する旨を示唆したことによる期待感の高まりを背景とした対ユーロでのドルの割安感から1,860ドル台中盤まで上昇した。週央にかけても米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことで、米国経済への先行き不透明感が高まり1,870ドル近辺まで続伸する展開となった。しかし、週後半には利食い売りや、対ユーロでのドル高から上げ幅を削り、週初スタート時点の1,840ドル近辺まで値を戻した。週末には米長期金利の低下を眺め買われるも、引けにかけては反落し1,850ドル台中盤で越週した。
21.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週末まで目立った動きはなく21.70ドル近辺から22.20ドル近辺の狭いレンジでの推移となった。背景として、中国における新型コロナウイルス感染拡大防止策に伴うロックダウンにより、実需が乏しくなっていることや独自の変動材料に乏しかったことが挙げられる。週末こそ米長期金利の下落に起因した金相場の上昇に追随したものの、引けにかけては値を戻し22.10ドル近辺で越週した。
127.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初からECBメンバーによるタカ派的な発言を背景とした対ユーロにおけるドル安や、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことなどが材料視される展開となり、126.50円近辺まで下落した。その後、米株式市場の上昇に伴うドル高から127円を回復すると、FRB副議長によるタカ派発言を材料に127.50円近辺まで円安に推移した。週末にかけては、黒田日銀総裁による発言から再び127円を割り込むも、週末には値を戻し127.10円台中盤で越週した。
略語注釈
ECB:欧州中央銀行
FRB:米連邦準備制度理事会
1,840ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週初ラガルドECB総裁が7月に利上げを実施する旨を示唆したことによる期待感の高まりを背景とした対ユーロでのドルの割安感から1,860ドル台中盤まで上昇した。週央にかけても米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことで、米国経済への先行き不透明感が高まり1,870ドル近辺まで続伸する展開となった。しかし、週後半には利食い売りや、対ユーロでのドル高から上げ幅を削り、週初スタート時点の1,840ドル近辺まで値を戻した。週末には米長期金利の低下を眺め買われるも、引けにかけては反落し1,850ドル台中盤で越週した。
21.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週末まで目立った動きはなく21.70ドル近辺から22.20ドル近辺の狭いレンジでの推移となった。背景として、中国における新型コロナウイルス感染拡大防止策に伴うロックダウンにより、実需が乏しくなっていることや独自の変動材料に乏しかったことが挙げられる。週末こそ米長期金利の下落に起因した金相場の上昇に追随したものの、引けにかけては値を戻し22.10ドル近辺で越週した。
127.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初からECBメンバーによるタカ派的な発言を背景とした対ユーロにおけるドル安や、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことなどが材料視される展開となり、126.50円近辺まで下落した。その後、米株式市場の上昇に伴うドル高から127円を回復すると、FRB副議長によるタカ派発言を材料に127.50円近辺まで円安に推移した。週末にかけては、黒田日銀総裁による発言から再び127円を割り込むも、週末には値を戻し127.10円台中盤で越週した。
略語注釈
ECB:欧州中央銀行
FRB:米連邦準備制度理事会