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マーケット市況情報
2022年04月26日 17時00分
週報(4/18~4/22)2022年04月26日 17時00分
1,000ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初こそ1,020ドル近辺まで上昇するも、国際機関による世界経済見通しの引き下げを受けて需要への期待感が後退したとみられ下落し、1,000ドルの節目を割り込み980ドル近辺を示現した。その後は欧米株式市場が決算発表を迎える中で、軟調な推移となったことを受けて960ドル近辺までじり安の展開となった。週末にかけては軟調な欧米企業の決算発表に加えて、パウエル議長を含んだFRB高官が相次いで積極的な利上げ姿勢を示したことが投資家心理を悪化させると、先行き不透明感から急落し、930ドル近辺で越週した。
1,980ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初こそ中国でのロックダウンなどを受けた先行き不透明感の高まりで一時2,000ドルに迫るも、その後は進行するインフレへの対応として米金利の上昇観測が高まる中で上値の重い展開となると、FRB当局者の利上げに対する強気な見通し発言が相次ぐ中で売られ、1,940ドル近辺まで下落した。週央にかけては世界経済見通しの引き下げを受けた買いも散見され1,950ドル近辺まで上昇するも、米金利の先高観から上げ幅は限定的であった。週末にかけては次回のFOMCに関するFRB高官の発言や、為替市場でのドル高を受けて上値の重い展開が継続、1,930ドル近辺まで下落して越週した。
25.70ドル台中盤からスタートした先週の銀相場は、週初は長引くウクライナ情勢や中国でのロックダウンを受けて堅調推移となった金相場に追随し、25.70ドル近辺から26.00ドル近辺での狭いレンジ推移となった、しかし、進行するインフレ対応としてFRB当局者が相次いで利上げに積極的な見方を表明する中で債券利回りが上昇すると、下落する金相場に連れ安となって25.00ドル近辺を示現した。その後は手掛かり難となって25.00ドル近辺から25.30ドル近辺でのレンジ推移となるも、週末にかけてECBのラガルド総裁やパウエルFRB議長の利上げに関する発言があったことから金利の先高観が強まって下落基調での推移となり、24.10ドル近辺まで下落して越週した。
126.50円近辺からスタートした先週の為替市場は、週初欧州市場がイースター休日で薄商いとなる中、米金利上昇への見方が強まったことから円売りが旺盛になると急速に円安が進行、約20年ぶりの安値となる129.40円近辺を示現した。その後は日米の財務相協議の中で急速な円安を受けた為替介入の実施についても協議されるとの憶測が流れたことや、急速な円安に対する反動から円売りの流れが弱まり、127.80円近辺まで戻した。しかし、FRBの各連銀総裁が進行するインフレ対応として利上げに積極的な姿勢を表明するにつれ、緩和政策を維持する日本との金利差が意識されてじり安となり、128.50円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行
1,980ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初こそ中国でのロックダウンなどを受けた先行き不透明感の高まりで一時2,000ドルに迫るも、その後は進行するインフレへの対応として米金利の上昇観測が高まる中で上値の重い展開となると、FRB当局者の利上げに対する強気な見通し発言が相次ぐ中で売られ、1,940ドル近辺まで下落した。週央にかけては世界経済見通しの引き下げを受けた買いも散見され1,950ドル近辺まで上昇するも、米金利の先高観から上げ幅は限定的であった。週末にかけては次回のFOMCに関するFRB高官の発言や、為替市場でのドル高を受けて上値の重い展開が継続、1,930ドル近辺まで下落して越週した。
25.70ドル台中盤からスタートした先週の銀相場は、週初は長引くウクライナ情勢や中国でのロックダウンを受けて堅調推移となった金相場に追随し、25.70ドル近辺から26.00ドル近辺での狭いレンジ推移となった、しかし、進行するインフレ対応としてFRB当局者が相次いで利上げに積極的な見方を表明する中で債券利回りが上昇すると、下落する金相場に連れ安となって25.00ドル近辺を示現した。その後は手掛かり難となって25.00ドル近辺から25.30ドル近辺でのレンジ推移となるも、週末にかけてECBのラガルド総裁やパウエルFRB議長の利上げに関する発言があったことから金利の先高観が強まって下落基調での推移となり、24.10ドル近辺まで下落して越週した。
126.50円近辺からスタートした先週の為替市場は、週初欧州市場がイースター休日で薄商いとなる中、米金利上昇への見方が強まったことから円売りが旺盛になると急速に円安が進行、約20年ぶりの安値となる129.40円近辺を示現した。その後は日米の財務相協議の中で急速な円安を受けた為替介入の実施についても協議されるとの憶測が流れたことや、急速な円安に対する反動から円売りの流れが弱まり、127.80円近辺まで戻した。しかし、FRBの各連銀総裁が進行するインフレ対応として利上げに積極的な姿勢を表明するにつれ、緩和政策を維持する日本との金利差が意識されてじり安となり、128.50円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行