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マーケット市況情報
2022年02月01日 13時00分
週報(1/24~1/28)2022年02月01日 13時00分
1,030ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、週初より下落する米株式市場と高まる東欧での地政学的リスクを背景に方向感に乏しく、1,010ドル近辺から1,030ドル近辺でのレンジ推移となった。週央にはウクライナ情勢の懸念が広がったことで一時1,060ドル近辺まで上昇するも、同日にFOMC声明が発表されると、金融緩和から引き締めへと転換の姿勢を示唆した内容を受けて下落した米株式市場に追随し、1,020ドル近辺まで下落した。週末にかけても欧州主要国の経済指標がまちまちな結果となる中、楽観的な自動車生産の先行き見通しが後退、一時は1,000ドルを割り込むまで下落するも、大引けにかけて戻して1,010ドル近辺で越週した。
1,840ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初はウクライナ情勢の緊迫化を受けて買われる局面もあったが、週央にあるFOMCを控えて方向感に乏しく、1,830ドル近辺から1,850ドル近辺のレンジ推移となった。注目されていたFOMC声明では、3月に利上げを実施する可能性の示唆などもあり、主要通貨に対するドル高が進行すると、金相場は割高感から売り優勢となって節目の1,800ドルを割り込むまで下落した。週末にかけても利上げが価格に織り込まれていく中で下落基調となり、1,790ドル近辺で越週した。
24.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より下落基調に推移した米株式市場や、FOMCも控えていることから上値の重い展開で23.70ドル近辺までじり安の展開で推移した。注目のFOMC声明は3月以降での利上げを示唆するなど、金融引き締めを積極化させることをうかがわせたことから、米債券利回り上昇を背景にドル高が進行すると金相場に連れ安となり、週末に至るまで断続的に下げが続き、22.50ドル近辺で越週した。
113.70円近辺からスタートした先週の円相場は、週初こそ週央のFOMCの声明発表を前に113.70円近辺から114.00円近辺でのレンジ推移となった。注目されていたFOMC後の声明では3月に利上げを実施する可能性や保有している資産の大幅圧縮に着手する可能性を示唆するなど、従来の緩和政策を引き締める方向性が引き継がれたことから、主要通貨に対するドル高が進行すると、円相場もその流れに追随して115.60円近辺まで円安が進行した。その後はFOMC後の材料出尽くしとなったことで上値の重い展開となり、115.30円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
1,840ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初はウクライナ情勢の緊迫化を受けて買われる局面もあったが、週央にあるFOMCを控えて方向感に乏しく、1,830ドル近辺から1,850ドル近辺のレンジ推移となった。注目されていたFOMC声明では、3月に利上げを実施する可能性の示唆などもあり、主要通貨に対するドル高が進行すると、金相場は割高感から売り優勢となって節目の1,800ドルを割り込むまで下落した。週末にかけても利上げが価格に織り込まれていく中で下落基調となり、1,790ドル近辺で越週した。
24.30ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より下落基調に推移した米株式市場や、FOMCも控えていることから上値の重い展開で23.70ドル近辺までじり安の展開で推移した。注目のFOMC声明は3月以降での利上げを示唆するなど、金融引き締めを積極化させることをうかがわせたことから、米債券利回り上昇を背景にドル高が進行すると金相場に連れ安となり、週末に至るまで断続的に下げが続き、22.50ドル近辺で越週した。
113.70円近辺からスタートした先週の円相場は、週初こそ週央のFOMCの声明発表を前に113.70円近辺から114.00円近辺でのレンジ推移となった。注目されていたFOMC後の声明では3月に利上げを実施する可能性や保有している資産の大幅圧縮に着手する可能性を示唆するなど、従来の緩和政策を引き締める方向性が引き継がれたことから、主要通貨に対するドル高が進行すると、円相場もその流れに追随して115.60円近辺まで円安が進行した。その後はFOMC後の材料出尽くしとなったことで上値の重い展開となり、115.30円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会