- ホーム
- 貴金属価格情報
- マーケット市況情報一覧
- 週報(12/13~12/17)
マーケット市況情報
2021年12月21日 12時00分
週報(12/13~12/17)2021年12月21日 12時00分
950ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初英国を中心とした欧州での新型コロナウイルスの新株感染拡大懸念の広がりから軟調に推移するも、週後半に行われる米FOMCの内容を見極めたいとの思惑の広がりから940ドルを挟んで推移した。
しかし、14日に発表された米PPIの結果を背景とした金相場の下落に追随し一時910ドル近辺まで下落する展開となった。そして、注目されていた米FOMCでは、テーパリングの減額幅倍増の決定と、2022年の利上げを計3回行う旨を発表後におよそ3カ月ぶりとなる900ドル近辺まで下落した。しかし、発表後はイベント通過に伴う巻き戻しから920ドルを回復すると、ドル安も追い風となり940ドル台後半にて越週した。
1,790ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、週初新型コロナウイルスの新株感染拡大への警戒感から底堅く推移するも、市場では米FOMCの直前であることからも目立った動きはなくレンジ相場を形成した。しかし、14日に発表されたPPIが市場予想を上回る伸び率を記録したことを受けて、1,770ドルを割れるまで下落した。そして、注目されていた米FOMCでは、市場の予想以上の強気な姿勢を見せたことを材料として一時1,760ドル近辺まで下落するも、引けにかけては材料出尽くし感から1,780ドル近辺まで買い戻された。そして、週末にかけては英国での政策金利引き上げの発表を背景にドル安の展開となり1,800ドルを回復すると、一時1,810台中盤まで上昇したが、週末における調整から反落し1,805ドル近辺にて越週した。
22.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初こそ目立った動きはなかったものの週央にかけては、市場予想を大幅に上回る米経済指標や、米FOMCの発表内容を背景とした金相場の値動きに追随する展開となり21.40ドル近辺まで下落した。しかしその後は、材料出尽くし感からも買い戻され週初スタート時点の水準まで回復すると、ドル安から続伸し22.50ドル台中盤にて越週した。
113.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初欧州での新型コロナウイルス新株感染拡大への警戒感が広がるも、15日に発表される米FOMCでは強気な姿勢が示されるとの見方が広がったことでドルへの思惑買いが広がった。しかし、発表内容を見定めたいとの冷静な見方も強まったことで強弱入り混じり113.60円を挟んで推移した。そして、同会合後の発表では、市場予想よりも強気な姿勢だったことを受けて一時114.20円近辺まで円安に推移するも、材料が出尽くしたことや米株式市場が下落したことを受けて113.60円近辺まで円高に推移した。そして週末も欧米株式市場が下落したことから一時113.10円台中盤まで円高に推移するも引けにかけてはドルの買戻しから113.60円近辺にて越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 PPI:米生産者物価指数
しかし、14日に発表された米PPIの結果を背景とした金相場の下落に追随し一時910ドル近辺まで下落する展開となった。そして、注目されていた米FOMCでは、テーパリングの減額幅倍増の決定と、2022年の利上げを計3回行う旨を発表後におよそ3カ月ぶりとなる900ドル近辺まで下落した。しかし、発表後はイベント通過に伴う巻き戻しから920ドルを回復すると、ドル安も追い風となり940ドル台後半にて越週した。
1,790ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、週初新型コロナウイルスの新株感染拡大への警戒感から底堅く推移するも、市場では米FOMCの直前であることからも目立った動きはなくレンジ相場を形成した。しかし、14日に発表されたPPIが市場予想を上回る伸び率を記録したことを受けて、1,770ドルを割れるまで下落した。そして、注目されていた米FOMCでは、市場の予想以上の強気な姿勢を見せたことを材料として一時1,760ドル近辺まで下落するも、引けにかけては材料出尽くし感から1,780ドル近辺まで買い戻された。そして、週末にかけては英国での政策金利引き上げの発表を背景にドル安の展開となり1,800ドルを回復すると、一時1,810台中盤まで上昇したが、週末における調整から反落し1,805ドル近辺にて越週した。
22.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初こそ目立った動きはなかったものの週央にかけては、市場予想を大幅に上回る米経済指標や、米FOMCの発表内容を背景とした金相場の値動きに追随する展開となり21.40ドル近辺まで下落した。しかしその後は、材料出尽くし感からも買い戻され週初スタート時点の水準まで回復すると、ドル安から続伸し22.50ドル台中盤にて越週した。
113.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初欧州での新型コロナウイルス新株感染拡大への警戒感が広がるも、15日に発表される米FOMCでは強気な姿勢が示されるとの見方が広がったことでドルへの思惑買いが広がった。しかし、発表内容を見定めたいとの冷静な見方も強まったことで強弱入り混じり113.60円を挟んで推移した。そして、同会合後の発表では、市場予想よりも強気な姿勢だったことを受けて一時114.20円近辺まで円安に推移するも、材料が出尽くしたことや米株式市場が下落したことを受けて113.60円近辺まで円高に推移した。そして週末も欧米株式市場が下落したことから一時113.10円台中盤まで円高に推移するも引けにかけてはドルの買戻しから113.60円近辺にて越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 PPI:米生産者物価指数