マーケット市況情報

2021年10月19日 12時00分

週報(10/12~10/15)2021年10月19日 12時00分

1,030ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初米国市場が祝日のため薄商いとなったが、前週末の雇用統計等の結果を受けた急伸に対する利食い売りが先行され1,010ドル近辺まで下落した。しかし、1,000ドルの節目に対しては踏みとどまったことで週央まで同値近辺を推移した。週後半にかけては米長期債利回りの入札結果や同国で発表された経済指標が好調だったこと、米株式市場が上昇した事により、週初水準まで値を戻した。その後も米経済指標が市場予想を上回ったことによる米国経済への楽観的見方の広がりを受けて堅調に推移し、およそ3カ月ぶりの高値水準となると同値水準を維持し1,060ドル台中盤にて越週した。

1,760ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初米国市場が祝日だったことや動意に乏しい展開となったため、週央まで1,760ドルを挟んで推移した。その後、週後半にかけては米長期債利回りの入札が好調だったことを受けてドル安となり1,790ドル近辺まで急騰した。しかし、節目となる1,800ドルの壁は厚く、超えられない事への失望売りや週末に発表された米経済指標が市場予想を上回った事で軟調に推移し1,770ドル近辺にて越週した。

22.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、金相場と同様に目立った動きがなく22.60ドルを挟んで推移した。しかし、週央にはドル安を背景に23.00ドル近辺まで上昇すると、その後も金相場の上昇に対する割安感から買い進まれ23.60ドル近辺まで上昇すると、週末には米経済指標の結果を背景とした金相場の下落につられ23.30ドル台中盤にて越週した。

112.10円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米国が祝日のなか、先週末発表された米雇用統計の結果を踏まえたFRBによる金融緩和の縮小が意識され113.50円近辺までドルが買い進まれた。その後、一時ドルが売られる場面が散見されるも、米経済指標が市場予想を上回っていることがドル買いへのサポート材料となり、週後半で同値近辺を推移する展開となった。週末には投機的な円売りや市場予想を上回った米経済指標の結果を受けて114.35円にて越週した。

略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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