- ホーム
- 貴金属価格情報
- マーケット市況情報一覧
- 週報(9/20~9/24)
マーケット市況情報
2021年09月28日 13時00分
週報(9/20~9/24)2021年09月28日 13時00分
940ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、大手不動産開発会社のデフォルト懸念を材料とした米国株の下落を背景に900ドル近辺まで一時下落した。しかし、安値拾いの買いやリスク回避先として買い進まれたことで反発し週初水準を回復した。その後も、懸念されていた直近のデフォルトリスクが後退したとの報道を材料とした米株式市場の上昇を背景に1,020ドル近辺まで続伸する展開を見せた。週末にかけては、利食い売りから値を下げ990ドル近辺にて越週した。
1,750ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初中国の大手不動産開発会社のデフォルト懸念が高まった為に堅調に推移すると、欧米でも同問題への波及懸念から世界的株安へとつながり1,770ドル近辺まで上昇する展開となった。週央にかけても同問題を背景に1,780ドル近辺まで続伸したものの、懸念されていたデフォルトが回避されるとの見方が強まったことや、FOMCでは将来的な利上げ見通しが若干ながらも強調されたことを受けて1,750ドル近辺まで反落する展開となった。その後も、中国経済の急速な後退懸念が薄れたことに伴い米国株が急反発したことや、米長期債利回りがおよそ2カ月ぶりとなる水準まで上昇したことで1,730ドル台後半まで続落したが、週末には買い戻され1,750ドル台中盤にて越週した。
22.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末までの急落に対する買戻しにより反発の兆しを見せるも、中国の大手不動産開発会社のデフォルト懸念の高まりが上値を抑える展開となった為、同値水準を推移した。しかし、ドル安や中国の同問題に対して直近のデフォルト懸念が後退すると、一時23.00ドルを回復するまで上昇した。週後半にかけては、FOMCでの声明内容を背景とした金相場の流れにつられる展開となり軟調に推移し22.50ドル近辺まで下落すると、週末にも一時22.10ドル台中盤まで続落した。しかし、すぐに22.40ドル台後半まで買い戻され越週した。
110.00円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、中国の大手不動産開発会社によるデフォルト懸念が高まったことでリスク回避先として円が買い進まれ109.40円近辺まで推移した。その後も同問題の世界的な波及懸念の高まりを材料とした米国株の下落により一時109.00円近辺まで円高に推移するも、懸念されていた本問題に対して社債の利払い実施報道を受けたことでリスク回避ムードが後退し109.80円近辺まで円安に推移した。週後半にかけては、中国経済の回復が大幅に遅れる懸念が一時的にも後退したことによる米国株の上昇や、米長期債利回りの上昇を背景に110.40円近辺まで円安に推移する展開となった。そして、週末も円安基調は継続し110.70円近辺にて越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
1,750ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初中国の大手不動産開発会社のデフォルト懸念が高まった為に堅調に推移すると、欧米でも同問題への波及懸念から世界的株安へとつながり1,770ドル近辺まで上昇する展開となった。週央にかけても同問題を背景に1,780ドル近辺まで続伸したものの、懸念されていたデフォルトが回避されるとの見方が強まったことや、FOMCでは将来的な利上げ見通しが若干ながらも強調されたことを受けて1,750ドル近辺まで反落する展開となった。その後も、中国経済の急速な後退懸念が薄れたことに伴い米国株が急反発したことや、米長期債利回りがおよそ2カ月ぶりとなる水準まで上昇したことで1,730ドル台後半まで続落したが、週末には買い戻され1,750ドル台中盤にて越週した。
22.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末までの急落に対する買戻しにより反発の兆しを見せるも、中国の大手不動産開発会社のデフォルト懸念の高まりが上値を抑える展開となった為、同値水準を推移した。しかし、ドル安や中国の同問題に対して直近のデフォルト懸念が後退すると、一時23.00ドルを回復するまで上昇した。週後半にかけては、FOMCでの声明内容を背景とした金相場の流れにつられる展開となり軟調に推移し22.50ドル近辺まで下落すると、週末にも一時22.10ドル台中盤まで続落した。しかし、すぐに22.40ドル台後半まで買い戻され越週した。
110.00円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、中国の大手不動産開発会社によるデフォルト懸念が高まったことでリスク回避先として円が買い進まれ109.40円近辺まで推移した。その後も同問題の世界的な波及懸念の高まりを材料とした米国株の下落により一時109.00円近辺まで円高に推移するも、懸念されていた本問題に対して社債の利払い実施報道を受けたことでリスク回避ムードが後退し109.80円近辺まで円安に推移した。週後半にかけては、中国経済の回復が大幅に遅れる懸念が一時的にも後退したことによる米国株の上昇や、米長期債利回りの上昇を背景に110.40円近辺まで円安に推移する展開となった。そして、週末も円安基調は継続し110.70円近辺にて越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会