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マーケット市況情報
2021年09月22日 12時00分
週報(9/13~9/17)2021年09月22日 12時00分
950ドル台中盤からスタートした先週のプラチナ相場は、週初は米経済指標の発表を待つ中で方向感に乏しく推移した。注目されていた米消費者物価指数が市場予想を下回ったことに加え、米議会で連邦法人税の増税が議論され始めたことで米株式市場が急落すると、プラチナ相場も920ドル台後半まで急落した。その後は米経済の堅調さが経済指標から裏づけられると底堅い展開となって一時は950ドル台中盤まで上昇した。しかし、増税への懸念や中国不動産大手の債務問題などに関する報道もあって930ドル近辺まで下落するなど乱高下するも、940ドル近辺で越週した。
1,790ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初は取引材料に乏しく狭いレンジでの推移となるも、米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで主要通貨に対するドル安が進行したことから買われて1,800ドル台を回復した。その後はめぼしい取引材料がない中で上値を削る展開となると、米経済指標の内容が市場予想を上回ったことから景気減速懸念が後退、米長期金利の上昇に伴ったドル高の進行を受けて金への選好が後退すると1,750ドル近辺まで下落して越週した。
23.80ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より米経済指標や長期金利を受けて上値は重いものの方向感に乏しく23.40ドル近辺から23.90ドル近辺でのレンジ推移となった。しかし、木曜日に発表された米小売統計の内容が市場予想を上回っていたことで、年内のテーパリング開始に現実味をもたらすと、米長期金利の上昇を受けて下落する金相場に連れ安となり節目の23.00ドルを割り込んで下落、週末にかけてもその展開は変わらず22.40ドル近辺で越週した。
109.90円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初こそ9月のFOMCにてテーパリングの議論が行われるとの見通しから円安に推移し、110.00円近辺から110.20円近辺で推移した。しかし、年内のテーパリング開始に向けて注目されていた米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで開始時期が見通せなくなったことから、ドル安が進行すると109.20円近辺まで急速に円高が進行した。その後、週末にかけては米経済指標の内容が市場予想を上回っていたことから、米経済の先行きへの楽観的な見方が再び台頭したことで一転ドル高基調となると110.00円近辺まで円安となって越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
1,790ドル近辺からスタートした先週の金相場は、週初は取引材料に乏しく狭いレンジでの推移となるも、米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで主要通貨に対するドル安が進行したことから買われて1,800ドル台を回復した。その後はめぼしい取引材料がない中で上値を削る展開となると、米経済指標の内容が市場予想を上回ったことから景気減速懸念が後退、米長期金利の上昇に伴ったドル高の進行を受けて金への選好が後退すると1,750ドル近辺まで下落して越週した。
23.80ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より米経済指標や長期金利を受けて上値は重いものの方向感に乏しく23.40ドル近辺から23.90ドル近辺でのレンジ推移となった。しかし、木曜日に発表された米小売統計の内容が市場予想を上回っていたことで、年内のテーパリング開始に現実味をもたらすと、米長期金利の上昇を受けて下落する金相場に連れ安となり節目の23.00ドルを割り込んで下落、週末にかけてもその展開は変わらず22.40ドル近辺で越週した。
109.90円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初こそ9月のFOMCにてテーパリングの議論が行われるとの見通しから円安に推移し、110.00円近辺から110.20円近辺で推移した。しかし、年内のテーパリング開始に向けて注目されていた米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで開始時期が見通せなくなったことから、ドル安が進行すると109.20円近辺まで急速に円高が進行した。その後、週末にかけては米経済指標の内容が市場予想を上回っていたことから、米経済の先行きへの楽観的な見方が再び台頭したことで一転ドル高基調となると110.00円近辺まで円安となって越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会