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マーケット市況情報
2021年08月24日 12時00分
週報(8/16~8/20)2021年08月24日 12時00分
1,030ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初こそ同値近辺で推移していたものの、週央にかけて弱い米経済指標を材料に軟調な展開となった米株式市場を嫌気し1,000ドル近辺まで下落した。週後半にかけては、米金融当局者の発言や米FOMC議事要旨で、早期金融緩和縮小が示唆されたことでドル高が進行し節目の1,000ドルを割り込んだ。その後は、本邦大手自動車会社が、東南アジアでの新型コロナウイルス感染再拡大や半導体不足などを背景に翌月の生産台数を減産すると発表したことから、市場心理が悪化し970ドル近辺まで続落した。週末には安値を拾う動きから反発し1,000ドル近辺まで回復して越週した。
1,780ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、市場予想を大幅に下回る米経済指標を材料に景気回復への期待感が剥落したことや中東情勢の悪化懸念から1,790ドル台中盤まで上昇した。その後は1,800ドルを前に利食い売りが強まったことに加え、パウエル米FRB議長が金融緩和政策の早期縮小を示唆したことで1,780ドル台中盤まで下落した。週半ばには1,790ドル近辺まで回復したものの、米新規失業保険申請件数が良化したことや、米FOMC議事要旨を受けた早期利上げ観測から売りが旺盛となり1,780ドル近辺まで再び値を下げる展開となった。週末にかけては、方向感に欠ける地合いとなり同値近辺で越週した。
23.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、弱い中国経済指標を受けた需要後退懸念から23.50ドル近辺まで下落した。その後は、中東情勢の悪化などを受け上昇する金相場に連れ高となり、23.90ドル近辺まで回復したものの上値は限定的であった。週央から週末にかけて、良好な米経済指標や米金融当局者の発言、米FOMC議事要旨などを受け、早期利上げ観測の高まりから徐々に上値を削る展開となり23.10ドル近辺まで下落して越週した。
109.70円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米長期金利の利回り低下や中東情勢の悪化懸念を材料にドル売りが強まると109.20円近辺まで下落した。週半ばにかけて、米金融当局者の発言や米FOMC議事要旨の内容を受け、年内利上げ観測が強まるとドル買いが旺盛となり110.20円近辺まで急速に値を伸ばす展開となった。110円を超える水準では上値は重く、米長期金利の低下も相俟って109.60円近辺まで下落すると、週末にかけては、材料に欠ける中で狭いレンジでの推移となり109.80円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 FRB:米連邦準備制度理事会
1,780ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、市場予想を大幅に下回る米経済指標を材料に景気回復への期待感が剥落したことや中東情勢の悪化懸念から1,790ドル台中盤まで上昇した。その後は1,800ドルを前に利食い売りが強まったことに加え、パウエル米FRB議長が金融緩和政策の早期縮小を示唆したことで1,780ドル台中盤まで下落した。週半ばには1,790ドル近辺まで回復したものの、米新規失業保険申請件数が良化したことや、米FOMC議事要旨を受けた早期利上げ観測から売りが旺盛となり1,780ドル近辺まで再び値を下げる展開となった。週末にかけては、方向感に欠ける地合いとなり同値近辺で越週した。
23.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、弱い中国経済指標を受けた需要後退懸念から23.50ドル近辺まで下落した。その後は、中東情勢の悪化などを受け上昇する金相場に連れ高となり、23.90ドル近辺まで回復したものの上値は限定的であった。週央から週末にかけて、良好な米経済指標や米金融当局者の発言、米FOMC議事要旨などを受け、早期利上げ観測の高まりから徐々に上値を削る展開となり23.10ドル近辺まで下落して越週した。
109.70円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米長期金利の利回り低下や中東情勢の悪化懸念を材料にドル売りが強まると109.20円近辺まで下落した。週半ばにかけて、米金融当局者の発言や米FOMC議事要旨の内容を受け、年内利上げ観測が強まるとドル買いが旺盛となり110.20円近辺まで急速に値を伸ばす展開となった。110円を超える水準では上値は重く、米長期金利の低下も相俟って109.60円近辺まで下落すると、週末にかけては、材料に欠ける中で狭いレンジでの推移となり109.80円近辺で越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 FRB:米連邦準備制度理事会