マーケット市況情報

2021年07月07日 10時00分

2021年6月の貴金属市況2021年07月07日 10時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
月間最高値の1,907.70ドルでスタートした6月のドル建て金相場は月初、米5月ADP雇用統計が良好な結果となり、米新規失業保険申請件数が市場予想よりも良好な結果となったことで売りが強まると1,860ドル近辺まで下落した。しかし、その後発表された米5月雇用統計では市場予想に反し鈍化していたことで買い戻され1,900ドル近辺まで回復した。月半ばにかけては、新規材料に欠ける中で、同値近辺で揉み合いが続くも、節目の1,900ドルを超えられないことへの失望感や米長期金利の低下が一服したことを受け、売りが先行すると1,860ドル近辺まで値を下げた。15日と16日に開催された米FOMCでは、事前の市場予想に反し、利上げ実施の前倒しが示唆されたことでドル買いが活発化すると1,780ドル近辺まで急落した。月末にかけて、動意に乏しく同値近辺での推移が続くと、29日には市場予想を上回る米経済指標を材料にドル買いが強まると、月間最安値の1,755.45ドルまで下落した。その後は安値を拾う動きから買い戻されると、月末30日には1,763.15ドルまで回復して終了した。

■円建て金相場
6,739円でスタートした6月の円建て金相場は月初、為替相場が円安方向に進んだことで3日には月間最高値の6,768円まで上昇した。その後、月末にかけてドル建て相場が軟調地合いとなり、徐々に上値を削る展開となると、月末30日には月間最安値の6,308円まで下落して終了した。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
1,187ドルでスタートした6月のドル建てプラチナ相場は月初、1,200ドルを試す中で2日に月間最高値の1,190ドルまで上昇したものの、翌3日に発表された米5月ADP雇用統計が良好な結果だったことでドル高が進み1,150ドル近辺まで値を下げた。その後、米5月雇用統計は市場予想に反し弱い内容だったことでドルが弱含み、一時1,180ドル近辺まで反発する場面も見られたが、引き続き上値は重く、月半ばにかけて1,160ドル近辺で売り買いが交錯する展開が続いた。15日と16日に開催された米FOMCでは、労働市場と経済活動の力強い回復や、早期利上げ実施について示唆されたことで米株式市場が軟調な展開となると、これを嫌気した売りから値を下げ1,050ドル近辺まで急落した。その後も、上値は抑えられ軟調地合いが継続すると、21日には月間最安値の1,040ドルまで続落した。同水準では安値を拾う動きが強まったことに加え、米株式市場が上昇に転じたことにもサポートされ再び1,100ドルを回復するも買いは継続せず、月末にかけて再び売り圧力が強まり、月末30日には1,059ドルで終了した。

■円建てプラチナ相場
4,264円でスタートした6月の円建てプラチナ相場は月初、ドル建てプラチナ相場の上昇と為替相場の円安を受け、3日には月間最高値の4,295円まで上昇した。月半ばにかけてドル建て相場が徐々に上値を削ったことで値を下げると、21日には月間最安値の3,797円まで下落した。その後は、ドル建て相場が上昇し、為替も円安方向に進んだことで、月末30日には3,916円まで回復して終了した。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最高値の28.21ドルでスタートした6月のドル建て銀相場は月初、弱い中国経済指標を嫌気し上値を削ると、米経済指標を受けた金相場に連れ安となり27.50ドル近辺まで下落した。月半ばにかけて、米長期金利が低下する中で買い進められ28ドルを試す展開が続くと、一時月初水準まで回復したものの、同水準では利食い売りが旺盛となり上げ幅を打ち消すと、27.80ドル近辺まで下落した。その後は、米FOMCで早期利上げが示唆され、ドル高を受けた金相場の急落に追随し26ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大した。月末にかけて、26ドルを挟み小幅な値動きとなったあとは、良好な米経済指標を受けたドル高に上値を抑えられ、月末30日には月間最安値の25.77ドルまで下落して終了した。

■円建て銀相場
102.10円でスタートした6月の円建て銀相場は月初、為替相場が円安方向に進んだことで、3日に月間最高値の102.70円まで上昇した。月半ばにかけては、高値圏を維持していたものの、ドル建て相場が急落したことで値を下げると、月末30日には月間最安値の95.20円まで下落して終了した。

■為替
月間最安値の109.41円でスタートした6月の為替相場は月初、米5月ADP雇用統計などが市場予想を上回る結果となったことで、その後発表される米5月雇用統計も力強い内容になるであろうとの期待感からドル買いが進むと、一時110.30円近辺まで上昇した。しかし、同指標が予想に反し低調だったことで、早期利上げに対する期待感が剥落し上げ幅を打ち消すと、月初と同水準の109.40円近辺まで下落した。その後は、新規材料に欠ける中、109.50円近辺で揉み合いが続いたあとは、良好な米経済指標を受け米長期金利が上昇し、ドルが買い進められると節目の110円近辺まで上昇した。15日と16日に開催された米FOMCでは、経済活動と雇用は力強く改善されており、過半数を超えるFOMCメンバーが2023年までに2回の利上げ実施を見込んでいるとしたことで、予想外の利上げ前倒し観測が台頭すると、米長期金利が急騰する中でドル買いが活発化し110.70円近辺まで値を伸ばした。その後は、急速な上昇に対する調整や、米失業保険申請件数の悪化を材料に一時110円を割る水準まで下落したものの、米長期金利の上昇を眺め反発すると、徐々に下値を切り上げ24日には月間最高値の111.06円まで値を伸ばした。111円を超える水準では売りも散見され、新規失業保険申請件数が市場予想より悪い結果だったこともあり値を下げると、月末30日には110.58円で終了した。

略語注釈
ADP:オートマティック・データ・プロセッシング社 米FOMC:米連邦公開市場委員会
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