マーケット市況情報

2021年07月06日 13時00分

週報(6/28~7/2)2021年07月06日 13時00分

1,110ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、前週末までの上昇に対する利益確定の売りにより軟調に推移した。その後も米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことや、英国での新型コロナウイルス感染再拡大の懸念を背景とした対ユーロでのドル高から週央まで下値を切り下げる展開となり1,050ドル近辺まで下落した。週末にかけては安値拾いによる買い戻しや、欧州で発表された経済指標が市場予想を上回ったことによる対ユーロでのドル安を背景に1,090ドル近辺まで反発し1,090ドル台中盤にて越週した。

1,780ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、売り買いが交錯する展開となったが、週央にかけては米国で発表された経済指標が軒並み市場予想を上回ったことや、米長期債利回りが上昇したことによるドル高から一時1,750ドル近辺まで下落する展開となった。その後、米長期債利回りの反落を背景に反発するも、週末発表される米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が市場予想を上回ったことを受けた労働市場の回復期待感の高まりによるドル高から上値は限定的となった。週末にかけては7月2日に発表される米雇用統計を前にしたポジション調整の買戻しから1,780ドル近辺まで反発した。そして、注目されていた米雇用統計は各内容が強弱まちまちだったことで方向感に乏しい動きとなり1,780ドル台中盤にて越週した。

26.10ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、動意の乏しい展開となり26.00ドル近辺から26.20ドル近辺のレンジ相場を形成した。しかし、米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことによるドル高からサポートラインであった26.00ドルを割り込むと一時25.60ドル近辺まで下落した。その後、米長期債利回りが下落したことによるドル安を背景とした金相場の上昇につられる展開となり26.00ドルを回復すると、週後半にかけても続伸し26.40ドル近辺まで推移した。週末には利食い売りから一時26.00ドル近辺まで下落するも、ドル安から26.45ドル近辺まで反発し越週した。

110.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、110.60円近辺まで円高に推移すると週央まで売り買い交錯する展開となり110.60円を挟んで推移する展開となった。しかし、週末に発表される米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が市場予想を上回る結果となったことで、米国での労働市場の改善期待を材料とした米株式市場の上昇を背景に111.00円近辺まで円安に推移した。その後発表された新規失業保険申請件数もコロナウイルスによるロックダウン等の規制が始まって以来最少の内容となったことが好感され111.60円近辺まで円安に推移した。しかし、注目されていた米雇用統計が強弱まちまちな内容だったことで期待していた内容とならなかったことへの失望感から111.05円近辺まで円が買い戻される展開となり越週した。

略語注釈
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