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マーケット市況情報
2021年06月30日 08時00分
週報(6/21~6/25)2021年06月30日 08時00分
1,050ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、前週の下落基調を継続し1,030ドル近辺まで続落した。しかし、年初と同水準の安値となり買いが旺盛となったことに加え、堅調な米株式市場もサポート材料となり1,070ドル近辺まで上昇した。週央には、良好な欧米経済指標にサポートされるかたちで値を伸ばし、1,100ドルを試す水準まで上昇したものの利食い売りから1,080ドル近辺まで反落した。しかし、週後半にはバイデン米大統領のインフラ投資案が合意へ前進との報道から、景気回復期待が高まる中で買い意欲が強まると、再び上昇基調となり1,100ドルを突破した。週末には、弱い米経済指標を材料としたドル安から買い進められ1,110ドル台中盤まで続伸し越週した。
1,770ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、安値を拾う動きから上昇すると1,790ドル近辺まで値を伸ばした。しかしその後は、市場予想を上回る米経済指標の結果を受けたドル高から値を下げ1,770ドル台中盤まで下落した。週央には強い欧州経済指標を材料に対ユーロでドル安が進み一時1,790ドル台中盤まで反発したものの、その後発表された米経済指標も良好だったことから、ドル買い戻しの動きが強まり上げ幅を打ち消すと1,770ドル台中盤まで下落した。週後半には、再び1,790ドル近辺を試したものの、バイデン米大統領のインフラ投資案が合意に近づきつつあることが報じられ、米国の景気回復期待が高まったことから売りが強まり1,770ドル台中盤まで下落した。週末には、米経済指標が市場予想を下回ったことで買い進められ、1,780ドル近辺まで回復して越週した。
25.90ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週を通して動意に欠ける相場展開となった。週初、26.00ドルを前に売りが先行し25.70ドル近辺まで下落したものの、ドル安を材料に急速に値を戻し再び26.00ドルを試す展開となった。同値近辺では上値は重く週央にかけて揉み合ったあとは、欧州経済指標が市場予想を上回り対ユーロでドルが弱含むと26.20ドル近辺まで値を伸ばした。しかし、その後発表された米経済指標も良好な結果だったことでドル買い戻しの動きが強まり25.80ドル近辺まで下落した。週後半から週末にかけては、26ドルを挟み売り買いが交錯する展開が続き26.10ドル近辺で越週した。
110.20円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、弱い米株式市場を眺めアジア株も軒並み軟調な展開となると109.80円近辺まで円買いが進んだ。その後は、米株価が持ち直し、米金融当局者のインフレ上振れリスクに対する発言を材料に米長期債利回りが上昇したことで徐々に下値を切り上げ、再び110円を上抜ける展開となった。週半ばから後半にかけても堅調地合いを維持し、年初来高値である111.10円近辺まで上昇したあとは、利食い売りが旺盛になったことに加え、パウエルFRB議長の議会証言を受けて米早期利上げ観測が後退する中、対ユーロなどでのドル安が波及し110.70円近辺まで下落した。週末にかけては、弱い米経済指標を受けて110.40円近辺まで続落したものの、米長期債利回りの上昇を眺めて買い戻されると110.80円近辺まで回復して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
1,770ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、安値を拾う動きから上昇すると1,790ドル近辺まで値を伸ばした。しかしその後は、市場予想を上回る米経済指標の結果を受けたドル高から値を下げ1,770ドル台中盤まで下落した。週央には強い欧州経済指標を材料に対ユーロでドル安が進み一時1,790ドル台中盤まで反発したものの、その後発表された米経済指標も良好だったことから、ドル買い戻しの動きが強まり上げ幅を打ち消すと1,770ドル台中盤まで下落した。週後半には、再び1,790ドル近辺を試したものの、バイデン米大統領のインフラ投資案が合意に近づきつつあることが報じられ、米国の景気回復期待が高まったことから売りが強まり1,770ドル台中盤まで下落した。週末には、米経済指標が市場予想を下回ったことで買い進められ、1,780ドル近辺まで回復して越週した。
25.90ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週を通して動意に欠ける相場展開となった。週初、26.00ドルを前に売りが先行し25.70ドル近辺まで下落したものの、ドル安を材料に急速に値を戻し再び26.00ドルを試す展開となった。同値近辺では上値は重く週央にかけて揉み合ったあとは、欧州経済指標が市場予想を上回り対ユーロでドルが弱含むと26.20ドル近辺まで値を伸ばした。しかし、その後発表された米経済指標も良好な結果だったことでドル買い戻しの動きが強まり25.80ドル近辺まで下落した。週後半から週末にかけては、26ドルを挟み売り買いが交錯する展開が続き26.10ドル近辺で越週した。
110.20円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、弱い米株式市場を眺めアジア株も軒並み軟調な展開となると109.80円近辺まで円買いが進んだ。その後は、米株価が持ち直し、米金融当局者のインフレ上振れリスクに対する発言を材料に米長期債利回りが上昇したことで徐々に下値を切り上げ、再び110円を上抜ける展開となった。週半ばから後半にかけても堅調地合いを維持し、年初来高値である111.10円近辺まで上昇したあとは、利食い売りが旺盛になったことに加え、パウエルFRB議長の議会証言を受けて米早期利上げ観測が後退する中、対ユーロなどでのドル安が波及し110.70円近辺まで下落した。週末にかけては、弱い米経済指標を受けて110.40円近辺まで続落したものの、米長期債利回りの上昇を眺めて買い戻されると110.80円近辺まで回復して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会