マーケット市況情報

2021年02月16日 14時00分

週報(2/8~2/12)2021年02月16日 14時00分

1,130ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、前週末に米上院でコロナ対策の予算案が可決されたことを受け、週初より進む米株式市場の上昇を好感した連れ高の展開となり、週央には約4年半ぶりに1,200ドルを突破した。その後も投機的な資金流入もあって買い進まれると1,260ドル近辺まで上昇したが、米失業者数の改善が見られなかったことで先行き不透明感が高まり1,200ドル近辺まで下落した。しかし、週末にかけて市場心理の改善を受けた米株式市場の上昇を受けて再び買い進まれて1,260ドル近辺で越週した。

1,820ドル近辺でスタートした先週の金相場は、前週末に米追加経済対策の予算案が上院で可決したことを受け、週初よりドル安を背景に買い進まれると1,840ドル近辺まで上昇した。その後は、材料に乏しく、手掛かり難となって1,840ドルを挟んだ狭いレンジでの往来相場となった。しかし、週末にかけて高値圏での推移を受けた利益確定やドル高を背景に売りが出ると急速に下落、1,820ドル台中盤で越週した。

27.20ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初こそ前週の急騰を受けた利益確定の売りが散見されて26.90ドル近辺まで下落するも、その後は米追加経済対策やコロナワクチン接種の進展を受けた楽観的な見方を受け27.60ドル台中盤まで上昇した。しかし、週央以降、投機筋の利益確定の売りが見られると、売りが売りを呼ぶ展開となって続落し26.80ドル近辺まで下落した。週末にかけては、米株式市場の上昇や米経済の回復に伴った銀需要の増加期待を受けて上昇に転じ、27.40ドル近辺で越週した。

105.40円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初こそドルが主要通貨に対して小幅安の展開となったが、米追加経済対策への期待感を受けた米株式市場の上昇を背景に、投資家のリスク心理が改善したことで他通貨に対するドル売りが進行、円相場もその流れを受けて円高基調に推移すると、104.50円近辺まで断続的に買われた。その後、週末に発表された米国の失業者数が市場予想を下回ったことで、米経済の改善にはやや時間がかかるとの見方が強まってドル買いが進み105.00円近辺で越週した。
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