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マーケット市況情報
2021年01月19日 15時00分
週報(1/12~1/15)2021年01月19日 15時00分
1,060ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、米株式市場の上昇が一服したことを受け1,020ドル近辺まで下落した。週半ばにかけて、安値を拾う動きから徐々に下値を切り上げると、米追加経済対策への期待感から資金流入が継続し1,100ドル台を回復すると、パウエル米FRB議長が早期利上げについて否定的な見解を示したことでドルが弱含み1,120ドルまで続伸した。週末には、バイデン次期米大統領が追加経済対策の内容を発表したが、市場予想通りの規模であったため利食い売りが旺盛となり1,080ドル近辺まで下落して越週した。
1,850ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、前週末の下落を継続し1,820ドル近辺まで急落したものの、安値を拾う動きから1,860ドル近辺まで回復した。しかし、米追加経済対策への期待感が高まる中、新型コロナウイルスワクチン接種の進展を材料に米長期国債利回りが高水準を維持したことが重しとなり1,840ドル近辺まで徐々に上値を削る展開となった。週後半には、パウエル米FRB議長が早期利上げの可能性を否定したことでドルが弱含み1,850ドル台中盤まで回復。週末には、バイデン次期米大統領が追加経済対策の規模を発表したものの、想定内の内容だったことで相場の反応は限定的だった。その後、欧州で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向け都市封鎖の延長や制限措置の強化が相次ぐ中、欧州経済に対する先行き不透明感が強まり、対ユーロでドル高が進行すると1,830ドル近辺まで急落して越週した。
25.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末の急落を継続するかたちで24.60ドル近辺まで下げ幅を拡大した。その後は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展から景気回復に対して楽観的な見方が広がったことや、米追加経済対策への期待感から25.60ドル近辺まで回復した。その後は、米FRB議長が早期利上げに対して否定的な姿勢を示したことでドルが下落すると、一時25.80ドルを超える水準まで続伸した。週末には、欧州経済の先行きが不安視されたことで下落に転じると、24.80ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大して越週した。
103.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、バイデン次期米大統領の大型景気対策が確実視され、新型コロナウイルスのワクチン普及とともに景気回復が期待される中で、米長期国債利回りの上昇をサポート材料にドル全面高となると104.30円近辺までドル高が進行した。その後は、米長期国債入札で強い引き合いが見られ、利回りが事前予想を下回ると急速な買い戻しを誘い、これに伴うドル売りも強まり103.60円まで下落した。その後は、急速なドル安に対する警戒感からドル買い戻しの動きが強まり104円近辺まで回復するも、週後半に米FRB議長が早期利上げについて否定的な姿勢を示したことで103.70円近辺まで値を下げた。週末には、バイデン次期米大統領が追加経済対策の内容を発表するも、市場予想通りの規模だったことで相場の反応は限定的となり103.80円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会
1,850ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、前週末の下落を継続し1,820ドル近辺まで急落したものの、安値を拾う動きから1,860ドル近辺まで回復した。しかし、米追加経済対策への期待感が高まる中、新型コロナウイルスワクチン接種の進展を材料に米長期国債利回りが高水準を維持したことが重しとなり1,840ドル近辺まで徐々に上値を削る展開となった。週後半には、パウエル米FRB議長が早期利上げの可能性を否定したことでドルが弱含み1,850ドル台中盤まで回復。週末には、バイデン次期米大統領が追加経済対策の規模を発表したものの、想定内の内容だったことで相場の反応は限定的だった。その後、欧州で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向け都市封鎖の延長や制限措置の強化が相次ぐ中、欧州経済に対する先行き不透明感が強まり、対ユーロでドル高が進行すると1,830ドル近辺まで急落して越週した。
25.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週末の急落を継続するかたちで24.60ドル近辺まで下げ幅を拡大した。その後は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展から景気回復に対して楽観的な見方が広がったことや、米追加経済対策への期待感から25.60ドル近辺まで回復した。その後は、米FRB議長が早期利上げに対して否定的な姿勢を示したことでドルが下落すると、一時25.80ドルを超える水準まで続伸した。週末には、欧州経済の先行きが不安視されたことで下落に転じると、24.80ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大して越週した。
103.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、バイデン次期米大統領の大型景気対策が確実視され、新型コロナウイルスのワクチン普及とともに景気回復が期待される中で、米長期国債利回りの上昇をサポート材料にドル全面高となると104.30円近辺までドル高が進行した。その後は、米長期国債入札で強い引き合いが見られ、利回りが事前予想を下回ると急速な買い戻しを誘い、これに伴うドル売りも強まり103.60円まで下落した。その後は、急速なドル安に対する警戒感からドル買い戻しの動きが強まり104円近辺まで回復するも、週後半に米FRB議長が早期利上げについて否定的な姿勢を示したことで103.70円近辺まで値を下げた。週末には、バイデン次期米大統領が追加経済対策の内容を発表するも、市場予想通りの規模だったことで相場の反応は限定的となり103.80円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会