マーケット市況情報

2021年01月13日 14時00分

2020年12月の貴金属市況2021年01月13日 14時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
月間最安値の1,796.20ドルでスタートした12月のドル建て金相場は月初、米追加経済対策を巡る両党協議が再開されドル安が進行したことや、EUと英国の通商協議が難航していることを背景に徐々に下値を切り上げ1,870ドル近辺まで上昇した。月半ばにかけては、米追加経済対策の両党合意を巡る先行きが不透明になったことでドルが強含むと一時1,820ドル近辺まで下落した。しかし、15日~16日にかけて開催された米FOMCでは、政策金利が市場予想通り据え置かれたものの、資産買い入れ規模拡大が示唆されたことでドル売りが強まり、その後の米失業保険申請件数増加も相俟って資金流入が加速し1,890ドル近辺まで上値を伸ばした。月末にかけて、欧米のクリスマス休暇を挟んで市場流動性が大きく低下する中で、一時的に値を下げる場面もみられたが、英国とEUの通商協議合意などを材料に対ユーロでドルが下落すると、月末31日には月間最高値の1,891.10ドルまで上昇して終了した。

■円建て金相場
月間最安値の6,023円でスタートした12月の円建て金相場は、堅調なドル建て金相場を受けて徐々に下値を切り上げる展開が続き21日には月間最高値の6,333円まで上昇した。その後は、ドル建て相場と為替相場が方向感なく推移したことで動意薄となり月末25日には6,310円で終了した。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
月間最安値の982ドルでスタートした12月のドル建てプラチナ相場は月初、前月からの堅調地合いを維持し1,050ドル近辺まで上昇するも、南アフリカ大手鉱山会社の精錬施設改修が予定よりも早まり、年内生産量の上方修正を発表したことで供給不安が一服し1,000ドル近辺まで値を下げる展開となった。月半ばにかけては、米追加経済対策の両党合意に楽観的な見方が示されたことや堅調な米株式市場を好感した買いに1,060ドル近辺まで回復するも、英国で新型コロナウイルス変異種の広がりが確認され、世界への感染拡大による経済活動の停滞が警戒され再び1,000ドルを割り込む場面も見られた。しかし、この水準では買い意欲も強く、月末にかけてEUと英国の通商協議合意による対ユーロでのドル安や下値を切り上げる米株式を材料に値を伸ばすと、月末31日には月間最高値の1,075ドルまで上昇して終了した。

■円建てプラチナ相場
月間最安値の3,289円でスタートした12月の円建てプラチナ相場は、ドル建てプラチナ相場の上昇を受け7日に月間最高値の3,569円まで値を伸ばした。その後は、ドル建て相場が上値重く推移し、為替相場も円高方向に進んだことで月末25日には3,486円まで下落して終了した。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最安値の23.54ドルでスタートした12月のドル建て銀相場は月初、市場予想を上回る中国経済指標を材料に値を伸ばし24.00ドル近辺まで上昇した。その後、月半ばまでは新規材料に欠ける中、同値近辺で売り買いが交錯する展開が続いたあとは、米追加経済対策への合意期待や米FOMC後の声明で更なる金融緩和が示唆されたことでドルが弱含み26ドル近辺まで値を伸ばした。その後は、新型コロナウイルスの感染拡大の収束に成功している中国で、銅をはじめとする非鉄金属の需要が高まる中、銀にも資金流入が続きアジア時間に一時27ドルを超える水準まで続伸。同価格水準では利食い売りから値を下げたものの、月末にかけても底堅く推移し月末31日には月間最高値の26.49ドルで終了した。

■円建て銀相場
月間最安値の79.20円でスタートした12月の円建て銀相場は、底堅いドル建て銀相場により下値を切り上げる展開が続くと22日に月間最高値の89.60円まで上昇した。月末にかけて、ドル建て相場が下落すると値を下げ88.70円で終了した。

■為替
104.26円でスタートした12月のドル円為替相場は月初、EUと英国の通商交渉合意に不透明感が広がったことでドルがユーロやポンドに対して買われると、この流れがドル円にも波及し3日には月間最高値の104.49円までドルが上昇した。その後、弱い米経済指標を材料に下落に転じると104円を割り込む水準までドル安が進行した。月半ばにかけては、EUと英国の通商協議が難航を極め英国の合意なきEU離脱が現実味を帯びてくる中で、主要通貨に対するドル買いから月初の水準まで値を戻す場面も見られた。しかし、米追加経済対策の両党合意に対する期待感が高まったことや軟調な米経済指標を受けて103.50円近辺まで下落すると、その後の米FOMCでは市場予想通り政策金利は据え置きとしたものの、経済支援のため資産買い入れ規模拡大の可能性を示唆したことで急速に下げ幅を拡大。EUと英国の通商協議合意期待も相俟って18日には月間最安値の103.26円までドル売りが強まった。同水準ではドル買い戻しの動きが強まり徐々に下値を切り上げると、欧米のクリスマス休暇で流動性が徐々に低下する中、月末まで103台中盤で揉み合う展開が続き、30日には103.50円で終了した。

略語注釈
FOMC:米国連邦公開市場委員会

以上
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