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マーケット市況情報
2021年01月06日 16時00分
週報(12/21~1/5)2021年01月06日 16時00分
年末年始のプラチナ相場は、12月21日に1,030ドル台中盤からスタートすると、英国の新型コロナウイルス変異株出現が警戒感を呼んで下落した欧米株式市場を背景に1,000ドルの節目を割り込み、980ドル台中盤まで下落した。しかし、その後は米追加経済対策の成立や英国のEU離脱に関する通商合意可能性の高まりなどを好感して上昇した米株式市場を受けて1,000ドルの節目を突破し、クリスマスを前に1,020ドル近辺まで上昇した。12月28日以降も米追加経済対策をめぐる報道を背景に上昇を続ける米株式市場に連れ高な推移となり、1,070ドル近辺で取引を終えた。年明け後も上昇基調となって1,100ドルを一時突破するも、米上院議員選挙の決選投票を巡る不透明感から下落した米株式市場を受け急落し、1,060ドル近辺で推移している。
年末年始の金相場は、12月21日に1,880ドル台前半でスタートすると、感染力の強い新型コロナウイルス変異株が英国で確認されたことを受けて一時1,900ドルを突破したものの、既存のワクチンでも効果があるとの報道を受けて下落、その後も米追加経済対策の成立などを受けたドル高を背景に売られて1,860ドル近辺まで下落した。しかし、英国のEU離脱について通商合意の可能性が高まったことで主要通貨に対するドル安が進むと金相場へ資金が流入、クリスマス前には1,870ドル台中盤まで上昇した。12月28日以降は利益確定の売りが当初は見られたが、その後は1,870ドル台中盤から1,880ドル近辺の狭いレンジ推移となった。しかし、大引けにかけ米国でも感染力の強い新型コロナウイルスが見つかったことで金が選好され、1,900ドル近辺で取引を終えた。年明け後も上昇基調に推移し、1,950ドル近辺で推移している。
年末年始の銀相場は、12月21日に25.80ドル近辺からスタートすると、強い感染力を持つ新型コロナウイルス変異株が英国で確認されたことを受けて上昇した金相場に追随して27.00ドル近辺まで急伸するも、その後は金相場につれ安となって25.20ドル近辺まで下落した。しかし、EUと英国の通商合意の可能性が高まったことを背景に進んだドル安を受けて金とともに買われ、クリスマスを前に25.90ドル近辺まで上昇した。12月28日以降は、米追加経済対策を材料に進行する米株式市場の上昇を背景に上昇基調に推移し、26.40ドル近辺で取引を終えた。年明け後も米株価の急落で下落する局面はあったが、堅調な推移となり、27.30ドル近辺で推移している。
年末年始の為替相場は、12月21日に103.30円台から始まり、英国で発見された新型コロナウイルス変異株への警戒感からドル高が進行し103.80円近辺まで上昇した。その後103.30円から103.70円のレンジで推移しクリスマス前には103.40円半ばとなった。12月28日以降は103.80円台中盤までドル高となる局面もあったが、米追加経済対策への期待感から主要通貨に対してドル安基調となり103.00円まで下落するも、大引けにかけてはドルが買い戻され103.20円近辺で取引を終えた。年明け後はドル安の広がりから102円台まで進行するも、米株式市場の急落を背景に103.15円まで戻した。
略語注釈
EU:欧州連合
年末年始の金相場は、12月21日に1,880ドル台前半でスタートすると、感染力の強い新型コロナウイルス変異株が英国で確認されたことを受けて一時1,900ドルを突破したものの、既存のワクチンでも効果があるとの報道を受けて下落、その後も米追加経済対策の成立などを受けたドル高を背景に売られて1,860ドル近辺まで下落した。しかし、英国のEU離脱について通商合意の可能性が高まったことで主要通貨に対するドル安が進むと金相場へ資金が流入、クリスマス前には1,870ドル台中盤まで上昇した。12月28日以降は利益確定の売りが当初は見られたが、その後は1,870ドル台中盤から1,880ドル近辺の狭いレンジ推移となった。しかし、大引けにかけ米国でも感染力の強い新型コロナウイルスが見つかったことで金が選好され、1,900ドル近辺で取引を終えた。年明け後も上昇基調に推移し、1,950ドル近辺で推移している。
年末年始の銀相場は、12月21日に25.80ドル近辺からスタートすると、強い感染力を持つ新型コロナウイルス変異株が英国で確認されたことを受けて上昇した金相場に追随して27.00ドル近辺まで急伸するも、その後は金相場につれ安となって25.20ドル近辺まで下落した。しかし、EUと英国の通商合意の可能性が高まったことを背景に進んだドル安を受けて金とともに買われ、クリスマスを前に25.90ドル近辺まで上昇した。12月28日以降は、米追加経済対策を材料に進行する米株式市場の上昇を背景に上昇基調に推移し、26.40ドル近辺で取引を終えた。年明け後も米株価の急落で下落する局面はあったが、堅調な推移となり、27.30ドル近辺で推移している。
年末年始の為替相場は、12月21日に103.30円台から始まり、英国で発見された新型コロナウイルス変異株への警戒感からドル高が進行し103.80円近辺まで上昇した。その後103.30円から103.70円のレンジで推移しクリスマス前には103.40円半ばとなった。12月28日以降は103.80円台中盤までドル高となる局面もあったが、米追加経済対策への期待感から主要通貨に対してドル安基調となり103.00円まで下落するも、大引けにかけてはドルが買い戻され103.20円近辺で取引を終えた。年明け後はドル安の広がりから102円台まで進行するも、米株式市場の急落を背景に103.15円まで戻した。
略語注釈
EU:欧州連合