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マーケット市況情報
2020年09月24日 17時00分
週報(9/14~9/18)2020年09月24日 17時00分
930ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、英大手製薬会社が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験再開の報道を材料とした米株価の上昇を背景に960ドル近辺まで上昇すると、中国や欧米の各経済指標が市場予想を軒並み上回る結果が発表されたことによる世界経済の回復期待感から一時980ドル台中盤まで続伸した。しかし、注目されていたFOMCでは新たな金融緩和措置の発表がなかったことに対する失望感の広がりを背景とした米株価の下落や、米経済指標が軒並み低調だったことから一時920ドル台中盤まで下落した。そして週末には安値拾いの買いから一時反発するもすぐに値を下げ940ドル近辺にて越週した。
1,940ドル近辺でスタートした先週の金相場は、15日から開催されるFOMCにおいて金融緩和への姿勢を継続する見通しを警戒したドル安を背景に一時1,970ドル近辺まで上昇した。しかし、中国や欧米で発表された各経済指標が市場予想を上回る内容だったことでドルが買い進まれ1,950ドル近辺まで反落した。その後、米小売売上高が市場予想を下回ったことに加え、注目されていたFOMCでは現状の金融緩和策を維持する旨が発表されたほか、2023年頃までゼロ金利が維持されるとの予想が示された為に対主要通貨でドル安となり一時1,970ドル台中盤まで反発した。しかし、パウエルFRB議長の発言内容を背景にドルが買い戻され1,960ドル近辺まで反落した。週後半にかけては注目イベントが終了したことによる材料出尽くし感の広がりから一時1,930ドル台中盤まで値を下げるも、週末には安値拾いの買戻しから反発し1,950ドル近辺にて越週した。
26.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初ドル安の流れを背景とした金相場の上昇につられ27.20ドル近辺まで上昇すると、その後も世界経済の復調期待感を背景とした買いにより27.60ドル近辺まで続伸したが、ドル高を背景とした金相場の下落に嫌気し27.00ドル近辺まで反落した。週後半にかけては、動意の乏しい展開から27.20ドルを挟んで推移するも、週末には注目されていたFOMCが終了したことによる材料出尽くし感の広がりから換金売りが優勢となり、一時26.40ドル近辺まで急落した。しかし、週末には急激な下げに対する買戻しから反発し27.00ドル近辺にて越週した。
106.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初、新型コロナウイルスワクチンの治験を再開するとの報道がされたことや、15日から開催されるFOMCにおいて金融緩和の維持が示されるとの警戒感を背景としたドル安から105.50円近辺まで推移した。その後米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったほか、注目されていたFOMCでは、現状の金融緩和策を据え置き、2023年末までゼロ金利が継続されるとの見通しが明らかになったことでドル売りが優勢となり105.00円を割り込む展開となった。そして、週後半に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を上回る内容だったことによる米長期債利回りの低下からドル売りが優勢となり104.40円近辺まで推移した。そして、週末には日本が連休に入ることによるポジション調整から104.60円を回復し越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 FRB:米連邦準備理事会
1,940ドル近辺でスタートした先週の金相場は、15日から開催されるFOMCにおいて金融緩和への姿勢を継続する見通しを警戒したドル安を背景に一時1,970ドル近辺まで上昇した。しかし、中国や欧米で発表された各経済指標が市場予想を上回る内容だったことでドルが買い進まれ1,950ドル近辺まで反落した。その後、米小売売上高が市場予想を下回ったことに加え、注目されていたFOMCでは現状の金融緩和策を維持する旨が発表されたほか、2023年頃までゼロ金利が維持されるとの予想が示された為に対主要通貨でドル安となり一時1,970ドル台中盤まで反発した。しかし、パウエルFRB議長の発言内容を背景にドルが買い戻され1,960ドル近辺まで反落した。週後半にかけては注目イベントが終了したことによる材料出尽くし感の広がりから一時1,930ドル台中盤まで値を下げるも、週末には安値拾いの買戻しから反発し1,950ドル近辺にて越週した。
26.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初ドル安の流れを背景とした金相場の上昇につられ27.20ドル近辺まで上昇すると、その後も世界経済の復調期待感を背景とした買いにより27.60ドル近辺まで続伸したが、ドル高を背景とした金相場の下落に嫌気し27.00ドル近辺まで反落した。週後半にかけては、動意の乏しい展開から27.20ドルを挟んで推移するも、週末には注目されていたFOMCが終了したことによる材料出尽くし感の広がりから換金売りが優勢となり、一時26.40ドル近辺まで急落した。しかし、週末には急激な下げに対する買戻しから反発し27.00ドル近辺にて越週した。
106.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初、新型コロナウイルスワクチンの治験を再開するとの報道がされたことや、15日から開催されるFOMCにおいて金融緩和の維持が示されるとの警戒感を背景としたドル安から105.50円近辺まで推移した。その後米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったほか、注目されていたFOMCでは、現状の金融緩和策を据え置き、2023年末までゼロ金利が継続されるとの見通しが明らかになったことでドル売りが優勢となり105.00円を割り込む展開となった。そして、週後半に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を上回る内容だったことによる米長期債利回りの低下からドル売りが優勢となり104.40円近辺まで推移した。そして、週末には日本が連休に入ることによるポジション調整から104.60円を回復し越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 FRB:米連邦準備理事会