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マーケット市況情報
2020年09月08日 15時00分
週報(8/31~9/4)2020年09月08日 15時00分
940ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、米8月ISM製造業景況指数の強い結果や、米株式市場の上昇を材料に値を伸ばすと960ドル近辺まで上昇した。しかし、週半ばには、米追加経済対策への期待感から対ユーロでドルが強含んだことで利食い売りが加速し900ドル近辺まで急落した。売り一巡後は、920ドル近辺まで買い戻されたものの、米株式市場の急落を嫌気した売りから900ドルを割り込み、一時890ドル近辺まで下げ幅を拡大した。週末に発表された米8月雇用統計では、ほぼ市場予想通りの結果となったが、失業率が低下していたことで米経済回復への期待感から900ドル台中盤で越週した。
1,970ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、一時1,990ドル近辺まで上昇したものの、米8月ISM製造業景況指数が前月に引き続き良好な結果だったことから1,960ドル台中盤まで急落した。週半ばにかけて、米追加経済対策への期待感が高まったことや、欧米株式市場の大幅高を受け資金流出が続くと1,940ドル近辺まで続落した。週後半には、米株式市場が一転、急落したことで手元のドル資金確保の動きから換金売りが広がり下落すると、週末発表された米8月雇用統計で失業率が改善されたことで1,920ドル近辺まで下げ幅を拡大した。その後、ドルが弱含んだことで1,930ドル台中盤まで回復して越週した。
28.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、好調な中国経済指標を受けた実需回復期待から値を伸ばすと28.80ドルまで上昇した。その後は、米8月ISM製造業指数が強い数字になったことなどを受けてドルが持ち直すと28.00ドル近辺まで値を下げた。週半ばには、堅調な欧米株式市場を背景に下落する金相場に連れ安となり27.50ドル近辺まで値を下げたあとは、米株式市場が一転、高値警戒感から急落し手元ドル資金確保の動きから売りが強まり27.00ドル近辺まで続落した。週末には、米8月雇用統計で失業率が改善されたことでドル高が進み26.50ドル近辺まで下げ幅を拡大したあとは、27.00ドル近辺まで値を戻して越週した。
105.50円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、自民党総裁選が本格化する中、安倍首相退任後も現行の経済政策が継続するとの見方が強まり前週末からの円買いが一服し、ドル買戻しの動きとなると106円近辺まで円安が進行した。その後、対ユーロでのドル売りが波及し、一時105.60円近辺までドル安に動いたものの、米8月ISM製造業景況指数が市場予想を上回り、製造業の順調な回復が認識されたことで再び106円台を回復した。週後半にかけて、米追加経済対策合意への期待感が高まると106.50円近辺まで強含んだものの、高値警戒感から米株式市場が急落し、米国債利回りが低下するとドル売りが強まり106円近辺まで下落した。週末発表の米8月雇用統計では、失業率が予想よりも改善していたことからドル買いが先行し106.50円近辺まで値を戻したあとは、米株式市場が急落したことで円買いが強まり106.20円台中盤で越週した。
略語注釈
ISM:米国供給管理協会
1,970ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、一時1,990ドル近辺まで上昇したものの、米8月ISM製造業景況指数が前月に引き続き良好な結果だったことから1,960ドル台中盤まで急落した。週半ばにかけて、米追加経済対策への期待感が高まったことや、欧米株式市場の大幅高を受け資金流出が続くと1,940ドル近辺まで続落した。週後半には、米株式市場が一転、急落したことで手元のドル資金確保の動きから換金売りが広がり下落すると、週末発表された米8月雇用統計で失業率が改善されたことで1,920ドル近辺まで下げ幅を拡大した。その後、ドルが弱含んだことで1,930ドル台中盤まで回復して越週した。
28.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、好調な中国経済指標を受けた実需回復期待から値を伸ばすと28.80ドルまで上昇した。その後は、米8月ISM製造業指数が強い数字になったことなどを受けてドルが持ち直すと28.00ドル近辺まで値を下げた。週半ばには、堅調な欧米株式市場を背景に下落する金相場に連れ安となり27.50ドル近辺まで値を下げたあとは、米株式市場が一転、高値警戒感から急落し手元ドル資金確保の動きから売りが強まり27.00ドル近辺まで続落した。週末には、米8月雇用統計で失業率が改善されたことでドル高が進み26.50ドル近辺まで下げ幅を拡大したあとは、27.00ドル近辺まで値を戻して越週した。
105.50円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、自民党総裁選が本格化する中、安倍首相退任後も現行の経済政策が継続するとの見方が強まり前週末からの円買いが一服し、ドル買戻しの動きとなると106円近辺まで円安が進行した。その後、対ユーロでのドル売りが波及し、一時105.60円近辺までドル安に動いたものの、米8月ISM製造業景況指数が市場予想を上回り、製造業の順調な回復が認識されたことで再び106円台を回復した。週後半にかけて、米追加経済対策合意への期待感が高まると106.50円近辺まで強含んだものの、高値警戒感から米株式市場が急落し、米国債利回りが低下するとドル売りが強まり106円近辺まで下落した。週末発表の米8月雇用統計では、失業率が予想よりも改善していたことからドル買いが先行し106.50円近辺まで値を戻したあとは、米株式市場が急落したことで円買いが強まり106.20円台中盤で越週した。
略語注釈
ISM:米国供給管理協会