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マーケット市況情報
2020年09月01日 18時00分
週報(8/24~8/28)2020年09月01日 18時00分
920ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、米国での新型コロナウイルスに対する新たな治療法が承認されたことや、今後も早急にワクチンの実用化に向けての承認を行うとの発表を背景とした米株価の上昇を材料に一時940ドル近辺まで上昇した。その後は、27日に開かれるFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなく930ドルを挟んでのレンジ相場となった。講演では、ゼロ金利政策の長期化発言を背景としたドル安による金相場の急騰に追随し一時950ドル近辺まで上昇するも、全体的な内容としてほぼ織り込み済みだったことで反落し940ドル近辺にて越週した。
1,940ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、米国で新たな治療法が承認を受けたことに好感し米株価が上昇、長期債利回りも上昇したことを受けて一時1,920ドル近辺まで下落した。その後、27日に開かれるFRB議長の講演内容を見定めようとの動きの広がりから様子見ムードが漂うも、米中貿易協議の進展期待の高まりを受けて一時1,905ドル近辺まで続落した。しかし、南シナ海での人工島建設に関与したとされる中国企業や個人への制裁措置を発表したことを受けて1,950ドル近辺まで反発した。そして、講演では、長期的なゼロ金利政策を容認するとの発言を背景としたドル安から一時1,980ドル近辺まで急騰するも、すぐに利益確定の売りにより1,920ドル近辺まで下落した。そして、週末には投機筋の買いが先行したことで反発し1,970ドル近辺にて越週した。
26.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ軟調に推移し26.10ドル近辺まで下落するも、米中関係の緊張状態が再燃したことや27日に開かれるFRB議長の講演を前にしたポジション調整の買戻しから27.50ドルを回復した。講演では、同氏の発言内容を背景としたドル安から金相場の上昇に追随し一時28.00ドルを回復するも、下支えされる材料が乏しいことから26.50ドル近辺まで下落した。しかし、週末には金相場の上昇に追随し27.50ドル近辺にて越週した。
105.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、目立った動きはなく同値近辺を挟んで推移したが、米国で発表された経済指標が市場予想を上回る内容だったことが好感され106.40円近辺で円安に推移した。その後、週後半まで同値近辺を維持するも、南シナ海での人工島建設に関与したとされる中国企業や個人への制裁措置を発表したことを受けて106.00円近辺まで円が買い戻される展開となった。そして、注目されていたFRB議長の講演では、「一定期間インフレ率が2%を越えても容認する」との方針を示したことで、実質的にゼロ金利政策が長期化するとの見方が強まり一時105.60円台中盤まで推移するも、市場の事前観測どおりの内容だったことで106.70円近辺まで値を戻すと、米株価が上昇したことを背景に106.90円近辺まで推移した。しかし、週末には本邦首相の辞任報道から105.30円近辺まで円高に推移し越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会
1,940ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、米国で新たな治療法が承認を受けたことに好感し米株価が上昇、長期債利回りも上昇したことを受けて一時1,920ドル近辺まで下落した。その後、27日に開かれるFRB議長の講演内容を見定めようとの動きの広がりから様子見ムードが漂うも、米中貿易協議の進展期待の高まりを受けて一時1,905ドル近辺まで続落した。しかし、南シナ海での人工島建設に関与したとされる中国企業や個人への制裁措置を発表したことを受けて1,950ドル近辺まで反発した。そして、講演では、長期的なゼロ金利政策を容認するとの発言を背景としたドル安から一時1,980ドル近辺まで急騰するも、すぐに利益確定の売りにより1,920ドル近辺まで下落した。そして、週末には投機筋の買いが先行したことで反発し1,970ドル近辺にて越週した。
26.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ軟調に推移し26.10ドル近辺まで下落するも、米中関係の緊張状態が再燃したことや27日に開かれるFRB議長の講演を前にしたポジション調整の買戻しから27.50ドルを回復した。講演では、同氏の発言内容を背景としたドル安から金相場の上昇に追随し一時28.00ドルを回復するも、下支えされる材料が乏しいことから26.50ドル近辺まで下落した。しかし、週末には金相場の上昇に追随し27.50ドル近辺にて越週した。
105.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、目立った動きはなく同値近辺を挟んで推移したが、米国で発表された経済指標が市場予想を上回る内容だったことが好感され106.40円近辺で円安に推移した。その後、週後半まで同値近辺を維持するも、南シナ海での人工島建設に関与したとされる中国企業や個人への制裁措置を発表したことを受けて106.00円近辺まで円が買い戻される展開となった。そして、注目されていたFRB議長の講演では、「一定期間インフレ率が2%を越えても容認する」との方針を示したことで、実質的にゼロ金利政策が長期化するとの見方が強まり一時105.60円台中盤まで推移するも、市場の事前観測どおりの内容だったことで106.70円近辺まで値を戻すと、米株価が上昇したことを背景に106.90円近辺まで推移した。しかし、週末には本邦首相の辞任報道から105.30円近辺まで円高に推移し越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会