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マーケット市況情報
2020年06月23日 13時00分
週報(6/15~6/19)2020年06月23日 13時00分
810ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、新型コロナウイルス感染の第2波への懸念を背景とした株安により、週初800ドルを割り込む場面も見られたが、FRBが景気支援策の具体的な内容を発表したことで上昇した株価に連れ高となって830ドル近辺まで上昇した。その後は5月中旬以降続く下落基調の中で830ドル近辺では投機筋の利益確定の売りが強くなる一方、800ドル近辺では押し目買いが見られるという狭いレンジでの相場を形成し、820ドル近辺で越週した。
1,730ドル近辺でスタートした先週の金相場は、前週末からの景気回復基調を受けて1,700ドル台中盤まで下落するも、FRBによる社債買い入れ発表を受けたドル安から、金相場へ資金が流入して1,720ドル台中盤まで戻した。その後は各国での新型コロナウイルス感染第2波への懸念と、前月から改善した各種経済指標への好感から、同値近辺でのレンジ推移となった。しかし週末にかけて、各国で増加する新型コロナウイルスの感染者数を受け、景気回復の遅れが意識されると、逃避先として選好されて1,740ドル台前半まで上昇して越週した。
17.50ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、金相場に追随する展開で推移した。週初、17.10ドル近辺まで下落するも、ドル安を背景に値を戻して17.30ドル近辺から17.50ドル近辺でのレンジ推移となった。週央にかけて、17.50ドルを超える水準まで上昇する局面もあったが、米国の経済指標の改善を受けてレンジを抜けた水準の定着には至らなかった。週末にかけても主体的な動きに乏しく、金相場の上昇に連れ高となって17.60ドル近辺で越週した。
107.20円近辺からスタートした先週の為替相場は、新型コロナウイルス感染の第2波に対する市場の懸念が高まったことで、逃避先としての需要が高まり円高傾向に推移した。週初より円やドルが共に買われ、107.20円近辺から107.40円近辺を中心としたレンジ相場で推移した。しかし、米国や中国における新型コロナウイルスの集団感染が世界経済のV字回復シナリオの後退を印象付け、週央には106.80円近辺まで円高が進行。その後も市場予想より悪い指標の発表や、感染者数の増加が伝えられる中で、再びドル、円共に買われて106.80円近辺から107.00円近辺のレンジ推移となり、106.90円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
1,730ドル近辺でスタートした先週の金相場は、前週末からの景気回復基調を受けて1,700ドル台中盤まで下落するも、FRBによる社債買い入れ発表を受けたドル安から、金相場へ資金が流入して1,720ドル台中盤まで戻した。その後は各国での新型コロナウイルス感染第2波への懸念と、前月から改善した各種経済指標への好感から、同値近辺でのレンジ推移となった。しかし週末にかけて、各国で増加する新型コロナウイルスの感染者数を受け、景気回復の遅れが意識されると、逃避先として選好されて1,740ドル台前半まで上昇して越週した。
17.50ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、金相場に追随する展開で推移した。週初、17.10ドル近辺まで下落するも、ドル安を背景に値を戻して17.30ドル近辺から17.50ドル近辺でのレンジ推移となった。週央にかけて、17.50ドルを超える水準まで上昇する局面もあったが、米国の経済指標の改善を受けてレンジを抜けた水準の定着には至らなかった。週末にかけても主体的な動きに乏しく、金相場の上昇に連れ高となって17.60ドル近辺で越週した。
107.20円近辺からスタートした先週の為替相場は、新型コロナウイルス感染の第2波に対する市場の懸念が高まったことで、逃避先としての需要が高まり円高傾向に推移した。週初より円やドルが共に買われ、107.20円近辺から107.40円近辺を中心としたレンジ相場で推移した。しかし、米国や中国における新型コロナウイルスの集団感染が世界経済のV字回復シナリオの後退を印象付け、週央には106.80円近辺まで円高が進行。その後も市場予想より悪い指標の発表や、感染者数の増加が伝えられる中で、再びドル、円共に買われて106.80円近辺から107.00円近辺のレンジ推移となり、106.90円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会