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マーケット市況情報
2020年05月19日 14時00分
週報(5/11~5/15)2020年05月19日 14時00分
760ドル台中盤からスタートした先週のプラチナ相場は、欧州において新型コロナウイルス感染拡大の抑制措置緩和後に、感染が広がりをみせたことから、感染第2波に対する警戒感が高まり760ドル近辺まで下落した。その後は米研究機関から性急な経済再開が感染拡大を招く恐れがあるとの勧告がなされる一方、米各州は経済活動の再開を行っていることで強弱入り交じって750ドル台中盤から770ドル近辺でのレンジ推移となった。週末にかけては、トランプ米大統領の米中関係を巡る発言から貿易対立の再燃懸念があったものの、経済活動の再開への期待感から米株式市場が反発したことを受けて上昇基調に転じると800ドル近辺まで急伸して越週した。
1,700ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、週初こそ米株式市場の上昇から1,690ドル台中盤まで下落したものの、その後は米研究機関から性急な経済再開が感染拡大を招く恐れがあるとの勧告や、パウエルFRB議長が米経済の成長が長期にわたって低迷する可能性を示唆したことで1,710ドル近辺まで上昇した。週末にかけて、トランプ米大統領が対中関係に断交の含みを持たせる発言をしたことや、中国通信機器大手に対する輸出規制強化を発表したことで米中対立の再燃が明らかになり1,750ドル近辺まで続伸した。しかし、引けにかけて上げ幅を縮小し1,740ドル近辺で越週した。
15.50ドル近辺からスタートした先週の銀相場は週初から週央にかけて、15.40ドル近辺から15.60ドル近辺での往来相場で推移した。背景には経済活動の再開が徐々に進んでいる反面、悲観的な経済見通しから、投資家の様子見姿勢があったとみられる。その後は、金相場になびいて上昇すると、金と比較して相対的に割安な銀相場へ資金流入が進み、心理的な節目である16.00ドルを突破すると勢いそのままに続伸し16.70ドル近辺で越週した。
106.60円近辺からスタートした先週の為替相場は週初、主要通貨に対してドル買いが進んだことで107.80円近辺まで急伸するも、その後は米衛生研究機関が性急な経済再開が感染拡大をもたらし景気回復を遅らせる可能性を示唆したことからドル安が進むと、パウエルFRB議長の悲観的な米経済への見通しもあって106.80円近辺まで下落した。週末にかけて、米株式市場の反発を受けドルが買い戻される場面もみられたが、トランプ米大統領の米中関係について断交を匂わせた発言や、中国通信機器大手に対する輸出規制強化などから円高が進行する局面もあり、方向感に乏しく107.00円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
1,700ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、週初こそ米株式市場の上昇から1,690ドル台中盤まで下落したものの、その後は米研究機関から性急な経済再開が感染拡大を招く恐れがあるとの勧告や、パウエルFRB議長が米経済の成長が長期にわたって低迷する可能性を示唆したことで1,710ドル近辺まで上昇した。週末にかけて、トランプ米大統領が対中関係に断交の含みを持たせる発言をしたことや、中国通信機器大手に対する輸出規制強化を発表したことで米中対立の再燃が明らかになり1,750ドル近辺まで続伸した。しかし、引けにかけて上げ幅を縮小し1,740ドル近辺で越週した。
15.50ドル近辺からスタートした先週の銀相場は週初から週央にかけて、15.40ドル近辺から15.60ドル近辺での往来相場で推移した。背景には経済活動の再開が徐々に進んでいる反面、悲観的な経済見通しから、投資家の様子見姿勢があったとみられる。その後は、金相場になびいて上昇すると、金と比較して相対的に割安な銀相場へ資金流入が進み、心理的な節目である16.00ドルを突破すると勢いそのままに続伸し16.70ドル近辺で越週した。
106.60円近辺からスタートした先週の為替相場は週初、主要通貨に対してドル買いが進んだことで107.80円近辺まで急伸するも、その後は米衛生研究機関が性急な経済再開が感染拡大をもたらし景気回復を遅らせる可能性を示唆したことからドル安が進むと、パウエルFRB議長の悲観的な米経済への見通しもあって106.80円近辺まで下落した。週末にかけて、米株式市場の反発を受けドルが買い戻される場面もみられたが、トランプ米大統領の米中関係について断交を匂わせた発言や、中国通信機器大手に対する輸出規制強化などから円高が進行する局面もあり、方向感に乏しく107.00円近辺で越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会