マーケット市況情報

2020年05月12日 12時00分

2020年4月の貴金属市況2020年05月12日 12時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,594.25ドルでスタートした4月のドル建て金相場は月初、前月末の上昇に対する利食い売りから値を下げ、同日ロンドン時間午後に月間最安値の1,576.55ドルまで下落。その後は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした米新規失業保険申請件数の急増や、米FRBが新たに経済支援策を講じたことでドルが弱含むと底堅く推移し1,700ドル近辺まで上昇。加えて、IMFが最新の世界経済見通しで、世界的な都市封鎖を背景に深刻な景気後退に陥ると予想したことで14日には月間最高値の1,741.90ドルまで上値を伸ばした。
その後は、新型コロナウイルス感染症の治療薬に対する期待感や、米国各地で都市封鎖解除が進むとの楽観的な見方が広がったことで軟調地合いへと転換すると、世界経済が停滞し、原油相場が軟調に推移する中、OPECプラスで新たな措置が決定されなかったことが嫌気され、原油相場が暴落し米株式市場も急落すると、ドル資金確保の動きが強まり1,670ドル近辺まで続落。その後は、前述のドル資金確保の動きが一服したことで一時1,740ドル近辺まで回復するも、月末にかけて欧米での経済活動再開に対する期待感から、上値が抑えられ月末30日には1,702.75ドルで終了。

■円建て金相場
月間最安値の5,494円でスタートした4月の円建て金相場は、堅調に推移するドル建て金相場を受けて徐々に下値を切り上げると、24日には月間最高値の6,033円まで上昇。月末にかけて、ドル建て相場が下落し、為替相場も円高方向に進んだことで、月末30日には5,929円まで値を下げて終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
723ドルでスタートした4月のドル建てプラチナ相場は月初、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が長期化するであろうとの見方が強まり、米株式市場が下落すると、同日ロンドン時間午後に月間最安値の714ドルまで値を下げた。同水準で揉みあい、3日にも714ドルをつけたあとは、同ウイルスの感染拡大ペースが失速しつつある兆候が見え始め、欧州や米国の一部地域での経済活動再開に対する期待感から上昇する欧米株式市場を好感し底堅く推移すると、16日には月間最高値の794ドルまで上伸。
しかし、世界経済の停滞を背景に原油相場が軟調に推移している中で、OPECプラスによる追加措置が決定されなかったことによる失望感から原油相場が暴落し米株式市場も下落すると、貴金属相場全般に波及し720ドル近辺まで急落。その後、WHOは新型コロナウイルスのパンデミックは終息には程遠いとの認識を示しているものの、各国が外出制限措置などの緩和に向け動き出していることで、経済活動再開への楽観が強まり上昇すると、月末30日には767ドルで終了。

■円建てプラチナ相場
月間最安値の2,592円でスタートした4月の円建てプラチナ相場は、ドル建てプラチナ相場の上昇に伴い値を伸ばすと、17日には月間最高値の2,823円まで上昇。月末にかけて為替相場が円高に推移したことで下落に転じると、月末30日には2,760円で終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最安値の14.02ドルでスタートした4月のドル建て銀相場は、新型コロナウイルスの感染拡大が一服しつつあるとの見方が強まったことで、急伸した米株式市場を好感した買いから15ドル近辺まで上昇。月半ばにかけて、弱い米経済指標や米FRBによる追加金融政策の発表を受けドルが弱含んだことで続伸すると、15日には月間最高値の15.57ドルまで上げ幅を拡大。
その後は、米株式市場の反落や利食い売りを受け下落に転じると、新型コロナウイルスの感染拡大により原油安が続く中、OPECプラスで新たな措置が決定されなかったことで暴落し、ドル資金確保の流れが波及したことで一時14.60ドル近辺まで急落。月末にかけて、欧米で経済活動が再開され始めたことを好感した買いからやや回復し、月末30日には15.34ドルで終了。

■円建て銀相場
月間最安値の50.90円でスタートした4月の円建て銀相場は、翌2日も同値で推移し、ドル建て銀相場の上昇と円安を受けて値を伸ばし、13日には月間最高値の56.40円まで上伸。その後は、ドル建て相場の下落と円高が相俟って徐々に上値を削ると、月末30日には54.80円まで下落して終了。

■為替
107.59円でスタートした4月のドル円為替相場は月初、原油相場や米株式市場の上昇を好感した買いから底堅く推移すると、欧州や米国における新型コロナウイルスの感染者数の増加ペースが緩やかになってきたことが好感され、7日には月間最高値の109.10円まで値を伸ばした。その後は、NY州知事が同ウイルスの感染が最悪の時期を脱したとの認識を示したことで、これまでのドル資金確保の動きが一服したことに加え、米新規失業保険申請件数が急増していることからドルが弱含み107円近辺まで下落。
月末にかけて107.50円近辺から108円近辺のレンジで小動きとなったあとは、欧米を中心に経済活動再開の動きがみられたことで主要通貨に対してドルが売られたことから徐々に上値を削り、米経済指標が軒並み市場予想を下回ったことも材料視され下げ幅を拡大。月末30日には月間最安値の106.87円で終了。

略語注釈
FRB:米連邦準備理事会 IMF:国際通貨基金 WHO:世界保健機関

以上
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