マーケット市況情報

2020年03月06日 15時00分

2020年2月の貴金属市況2020年03月06日 15時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,578.85ドルでスタートした2月のドル建て金相場は月初、中国人民銀行が新型コロナウイルスの感染拡大を背景に後退する同国経済への景気刺激策の一環として金融市場に大規模な資金供給を実施したことや、市場予想を上回る米経済指標を背景に米経済の底堅さが認識されると売りが先行し5日には月間最安値の1,552.20ドルまで下落した。
月半ばにかけても新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、米中の経済指標が軒並み悪化し、世界的に実体経済へ影響を及ぼし始めているとの見方が強まり徐々に下値を切り上げると24日には月間最高値の1,682.35ドルまで上げ幅を拡大した。その後は、これまでの上昇に対する利食い売りが先行する展開となり1640ドル近辺まで値を下げ、米株価急落を受けて手元資金を確保する動きから金も売られ、月末28日には1,609.85ドルまで下げ幅を拡大して終了。

■円建て金相場
5,567円でスタートした2月の円建て金相場は、軟調なドル建て金相場を受けて5日に月間最安値の5,497円まで下落。月半ばにかけてドル建て相場の上昇と円安を受けて底堅く推移すると25日には月間最高値の5,895円まで上げ幅を拡大。その後、ドル建て相場が下落に転じたことで値を下げると月末28日には5,816円で終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
952ドルでスタートした2月のドル建てプラチナ相場は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした世界経済の減速懸念から上値重く推移すると、月半ばまで960ドル近辺から980ドル近辺で売り買いが交錯し方向感に欠ける相場展開となった。
その後は、パラジウム相場が史上最高値を更新したことを好感した買いにより1,000ドルを突破すると、19日には月間最高値の1,018ドルまで続伸した。しかし、かねてより投資需要を除けば需給バランスは供給過剰とされるプラチナにおいて、この水準では上値が重く、その後も世界的に感染拡大する新型コロナウイルスを背景に世界同時株安が進行すると900ドル近辺まで急落した。月末にかけても下落に歯止めのかからない株価を嫌気した売りから下げ幅を拡大し、月末28日には月間最安値の871ドルまで続落して終了。

■円建てプラチナ相場
3,460円でスタートした2月の円建てプラチナ相場は、月半ばにかけてドル建てプラチナ相場が底堅く推移すると20日には月間最高値の3,647円まで上昇。その後は、ドル建て相場が急落したことに加え、為替が円高に進んだことで値を下げ月末28日には月間最安値の3,281円で終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
17.77ドルからスタートした2月のドル建て銀相場は、新型コロナウイルスの感染拡大により、中国の旧正月における大型連休が延長されたことで産業用需要の減速懸念が意識される一方で、逃避資金が流入する金相場の上昇を追随する向きもあり、総じて売り買い交錯する展開であった。
その後は、同ウイルスが世界的に感染拡大を続けたことから、上げ幅を拡大する金相場につれて上昇すると、相対的な割安感も相俟って24日には18.78ドルまで続伸。しかし、節目の19ドルを越えられなかった失望感や利食い売りから大幅反落すると月末28日には月間最安値の17.19ドルまで下落して終了。

■円建て銀相場
65.80円でスタートした2月の円建て銀相場は、やや上値重く推移するドル建て銀相場を受けて4日に月間最安値の64.50円まで下落。月半ばにかけてドル建て相場が上昇し、円が弱含んだことで堅調地合いとなると21日には月間最高値の69.00円まで上げ幅を拡大。月末にかけてドル建て相場の下落と円高が相俟って値を下げ、月末28日には65.50円で終了。

■為替
108.52円でスタートした2月のドル円為替相場は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が燻る中、米1月ISM製造業景況指数や雇用統計が市場予想を上回ったことから、米経済の底堅さが認識され110円近辺までドルが強含む展開となった。その後は、連日の新型コロナウイルスに関する報道を背景に110円を挟み一進一退の値動きとなったあとは、同ウイルス感染者数の増加ペース鈍化の報道や堅調な米株価などを背景に上昇すると、21日には月間最高値の112.11円まで急騰。
月末にかけて、新たな地域で新型コロナウイルスの感染例が確認され、世界経済への影響が懸念される中、米国株式市場は連日大幅安となり、米長期金利の利回りも史上最低を更新したことなどからドル売り優勢となると、月末28日には109.43円で終了。尚、同日米国時間にFRB議長が新型コロナウイルス感染拡大のリスクについて、景気の下支えに向け適切に対応すると声明を出したことで利下げ観測が強まり107.90円近辺まで下げ幅を拡大した。

略語注釈
ISM:米国供給管理協会

以上
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