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マーケット市況情報
2020年03月03日 15時00分
週報(2/25~2/28)2020年03月03日 15時00分
980ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初、金相場の上昇に追随することなく960ドルから980ドルのレンジ相場を形成し推移した。週央にかけては新型コロナウィルスの感染拡大懸念を背景とした世界的な株安や、中国で発表された1月の自動車販売台数が市場予想を大幅に下回る内容だったことに嫌気し、940ドルを割り込むまで下落した。その後も手じまい売りが台頭したことで底値を探る展開となり900ドル近辺まで続落すると、週末には金相場の下落に引きずられる展開となり870ドル台中盤にて越週した。
1,640ドル近辺からスタートした先週の金相場は、前週に引き続き新型コロナウイルスの感染拡大懸念を受けた世界的な株安を背景に、およそ7年に1,690ドル近辺まで上昇するも、急激な上昇への利益確定の売りにより反落した。週央には利食い売りが先行する場面が散見されるも、米長期債利回りが大幅に低下したことや米国でも感染拡大に歯止めが掛かっていないことが下支えされる要因となり、1,640ドルを挟んで推移した。しかし、週末には米株価が過去最大の下げ幅を記録したことにより投資家を中心に損失補填の売りが台頭したことや、過去最低水準まで低下した米長期債利回りが反転したことで急落し1,590ドル近辺にて越週した。
18.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初、金相場の上昇に追随し一時19.00ドルを目指すも、大台を超えられなかったことによる失望売りから18.50ドル近辺まで下落した。その後も新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済への影響懸念を材料とした銅等の非鉄金属相場の下落に追随し18.00ドル近辺まで下落した。週末にかけても節目となる18.00ドルを割り込むと、金相場の大幅な下落に追随する展開となり16.70ドル近辺にて越週した。
112.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にFRBが利下げに踏み切るとの思惑が広がったことで111.00円近辺まで円高に推移すると、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことや、米国株の大幅な下落により110.00円近辺まで円高に推移した。その後、急激な円高に対する調整から同値近辺を挟んで推移するも、週末には新型コロナウイルス感染拡大の影響を背景にパウエルFRB議長が利下げを示唆したことから一時107.50円近辺まで円高に推移した。しかし、急激な円高に対する調整や米長期債利回りが反発したことで108.15円まで値を戻し越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会
1,640ドル近辺からスタートした先週の金相場は、前週に引き続き新型コロナウイルスの感染拡大懸念を受けた世界的な株安を背景に、およそ7年に1,690ドル近辺まで上昇するも、急激な上昇への利益確定の売りにより反落した。週央には利食い売りが先行する場面が散見されるも、米長期債利回りが大幅に低下したことや米国でも感染拡大に歯止めが掛かっていないことが下支えされる要因となり、1,640ドルを挟んで推移した。しかし、週末には米株価が過去最大の下げ幅を記録したことにより投資家を中心に損失補填の売りが台頭したことや、過去最低水準まで低下した米長期債利回りが反転したことで急落し1,590ドル近辺にて越週した。
18.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初、金相場の上昇に追随し一時19.00ドルを目指すも、大台を超えられなかったことによる失望売りから18.50ドル近辺まで下落した。その後も新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済への影響懸念を材料とした銅等の非鉄金属相場の下落に追随し18.00ドル近辺まで下落した。週末にかけても節目となる18.00ドルを割り込むと、金相場の大幅な下落に追随する展開となり16.70ドル近辺にて越週した。
112.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にFRBが利下げに踏み切るとの思惑が広がったことで111.00円近辺まで円高に推移すると、米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことや、米国株の大幅な下落により110.00円近辺まで円高に推移した。その後、急激な円高に対する調整から同値近辺を挟んで推移するも、週末には新型コロナウイルス感染拡大の影響を背景にパウエルFRB議長が利下げを示唆したことから一時107.50円近辺まで円高に推移した。しかし、急激な円高に対する調整や米長期債利回りが反発したことで108.15円まで値を戻し越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備理事会