マーケット市況情報

2020年02月12日 16時00分

週報(2/3~2/7)2020年02月12日 16時00分

965ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は前週までに1,000ドル近辺での上値の重さを確認した後だけに、投機家に選ばれる状況とならず、950~990ドルのレンジの中で方向感無く推移する事となった。週末には新型コロナウイルスに起因する中国経済の減速懸念から南アランドが小安く推移した事が、相場をやや下押しし970ドル近辺で越週した。

1,590ドル近辺でスタートした先週の金相場は、新型コロナウイルス問題の中心たる中国市場が旧正月から戻る中でリスク回避的な雰囲気でスタートしたものの、中国中央銀行による資金供給等が行われ、中国株も予想された範疇の中での下落に留まったことから一転してリスクに対して許容的な姿勢の雰囲気に転換した。結果、金相場は売られる展開となり、その中で米各経済指標が好調を示した事から下げ幅を拡大、週央には一時1,550ドルを割り込む水準まで下落した。しかし、新型コロナウイルスに対しての警戒感は継続中であり売り一巡後は買い戻され1,570ドル近辺にて越週した。

18ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初からの金相場の下落に追随する形で17.60ドル近辺へ下落すると、その後も新型コロナウイルス問題などによる需要減速懸念などを背景に軟調な展開が継続し、一時17.50ドル近辺まで下落した。しかし、週末にかけては安値拾いによる買戻しから反発し17.70ドル近辺で越週した。

108.50円近辺でスタートした円相場は、週初の中国市場の旧正月明けでの経済対策等が奏功し、下落幅が想定範囲に収まったことで悲観的な雰囲気から転換。円安基調となると、ISM製造業景況指数などが好感され、円売りドル買いが優勢となった。株式市場も底堅く推移したことがこの流れを後押しし、4日には109円台を回復。ISM非製造業景況指数も好調な結果となり、110円をうかがう水準まで円安が進行した。その後はポジション調整が中心となり109.75円近辺で越週した。

略語注釈
ISM:米国供給管理協会
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