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マーケット市況情報
2020年01月28日 13時00分
週報(1/20~1/24)2020年01月28日 13時00分
1,030ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初より高値警戒感が強まったことに加えて米国が祝日休場であったこともあり、上値の重い展開であった。その後、IMFの世界経済の成長見通しが下方修正されたことをうけて投資家のリスク回避の姿勢が強まり、工業用メタルとしてのプラチナも990ドル近辺まで下落した。その後は中国政府の新型肺炎の封じ込めに向けた動きが好感されたことや、WHOが緊急事態宣言を2度にわたって見送ったことで、市場の警戒感は幾分和らぎ、1,000ドル近辺まで上昇して越週した。
1,550ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週初こそ米国の祝日休場の中で動意薄の展開であったが、中国の春節を前に人の往来が活発になる中で、新型肺炎を材料にリスク回避の買いが入って1,560ドル台中盤まで上昇した。その後は利益確定の売りに押されて1,550ドルを一時割り込むも、新型肺炎の地域的な流行も懸念されて1,550ドル台中盤での往来相場となった。週末にかけてはWHOが中国の新型肺炎について緊急事態宣言をするかどうかを手掛かりにして続伸、1,570ドル近辺で越週した。
18.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初動意に乏しい展開であったが、IMFの世界経済成長の見通しが下方修正されたことを受け、産業用メタルとしての側面が意識されていた銀相場も17.70ドル近辺まで下落した。その後は17.80ドル近辺で、もみ合う展開となったが、週末にかけては中国の新型肺炎の流行についてWHOが緊急事態宣言を発表する可能性があることを背景に上昇した金相場になびき、週初と同値水準の18.10ドル近辺まで上昇して越週した。
110.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初は米国市場の祝日休場に伴って動意薄の展開であったが、春節を前に「民族大移動」が起こる中国において新型ウイルス性肺炎が流行、ヒトからヒトへの感染も見られたことがリスク回避の動きを加速させて円が買われ、109.30円近辺まで円高が進行した。週末にかけてはWHOが緊急事態宣言を見送ったことでドルの買い戻しも見られたが、米国内での感染者が増加したことでリスク回避に拍車がかかり、109.30円近辺で越週した。
略語注釈
IMF:国際通貨基金 WHO:世界保健機関
1,550ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週初こそ米国の祝日休場の中で動意薄の展開であったが、中国の春節を前に人の往来が活発になる中で、新型肺炎を材料にリスク回避の買いが入って1,560ドル台中盤まで上昇した。その後は利益確定の売りに押されて1,550ドルを一時割り込むも、新型肺炎の地域的な流行も懸念されて1,550ドル台中盤での往来相場となった。週末にかけてはWHOが中国の新型肺炎について緊急事態宣言をするかどうかを手掛かりにして続伸、1,570ドル近辺で越週した。
18.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初動意に乏しい展開であったが、IMFの世界経済成長の見通しが下方修正されたことを受け、産業用メタルとしての側面が意識されていた銀相場も17.70ドル近辺まで下落した。その後は17.80ドル近辺で、もみ合う展開となったが、週末にかけては中国の新型肺炎の流行についてWHOが緊急事態宣言を発表する可能性があることを背景に上昇した金相場になびき、週初と同値水準の18.10ドル近辺まで上昇して越週した。
110.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初は米国市場の祝日休場に伴って動意薄の展開であったが、春節を前に「民族大移動」が起こる中国において新型ウイルス性肺炎が流行、ヒトからヒトへの感染も見られたことがリスク回避の動きを加速させて円が買われ、109.30円近辺まで円高が進行した。週末にかけてはWHOが緊急事態宣言を見送ったことでドルの買い戻しも見られたが、米国内での感染者が増加したことでリスク回避に拍車がかかり、109.30円近辺で越週した。
略語注釈
IMF:国際通貨基金 WHO:世界保健機関