マーケット市況情報

2019年08月06日 10時00分

週報(7/29〜8/2)2019年08月06日 10時00分

860ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、前週後半の下げ幅を取り戻す動きから880ドル近辺まで上昇すると、870ドルから880ドル近辺のレンジでもみ合い、FOMCの結果を待つ展開となった。FOMC後はパウエルFRB議長の会見内容を受けてドルが全面高となると840ドル台中盤まで大幅に下落した。しかしその後、トランプ大統領が現在まだ対象となっていない3,000億ドル相当の中国製品に対する10%の追加関税を課す方針を発表すると、金相場は上昇し、プラチナ相場もつられる動きとなったが、世界的な景気減速懸念が高まったことで上値は抑えられ850ドル台前半で越週した。

1,420ドル近辺でスタートした先週の金相場は、利下げが確実視されるFOMCを控えてリスク回避的な買いが優勢となり週前半は小幅に上昇した。注目のFOMCでは約10年半ぶりの利下げが決定されたものの、その後のパウエルFRB議長の会見では今回の利下げを金融正常化途中の調整と位置付けたことで、ドルは対主要通貨で全面高となり金相場は1,400ドル割れ目前まで下落した。しかし、翌日には急激な利下げ期待の修正に対してやや行き過ぎではとの思惑が強まり始めると、徐々に値を戻していく展開となった。さらに、同日トランプ大統領がまだ対象となっていない3,000億ドル相当の中国製品に対して10%の追加関税を課す方針を発表したことにより、ドル安や世界的な株安を受けて上伸し1,440ドル台中盤で越週した。

16.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場はFOMC後のパウエルFRB議長の会見内容を受けて一時16.00ドル割れまで下落するも、その後は反発した。しかし、既に今月中旬にかけて大幅に上昇し金相場に対する割安感を縮小する動きを見せていたこともあってその戻りは限定的となり、トランプ大統領が中国製品に対する新たな追加関税を課す方針を発表した後も、産業用メタルとしての側面が意識されたことでやや上値は重く推移し、16.20ドル台中盤で越週した。

108.70円近辺でスタートした先週の円相場は、週前半はFOMCを控えた模様眺めからもみあいの展開に終始した。同会合後は、パウエルFRB議長が会見内容を受けて今後の利下げ観測が後退し、翌日本時間にかけて急速にドル高円安の動きが強まり一時109.30円近辺をつけた。しかしこの流れは続かず状況の咀嚼が進むにつれ反転した。パウエル議長は会見で今回の利下げを一時的な調整と位置付けたものの、「景気の下振れに対して適切な行動を取っていく」等、これまでの発言を鑑みて、利下げ観測を大きく後退させるほどの内容でないとの思惑が優勢となったと思われる。さらに木曜にはトランプ大統領が対中国製品への新たな追加関税を課す方針を発表。世界的な景気後退懸念や今後のFRBの利下げ継続への見方が強まり円高が進むと、106.60円近辺で越週した。

略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会 FRB:連邦準備制度理事会
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