マーケット市況情報

2019年07月17日 10時00分

週報(7/8〜7/12)2019年07月17日 10時00分

810ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初は810ドルを挟んだ往来相場で10日のパウエルFRB議長の議会証言を待つ展開となった。10日の議会証言において、パウエルFRB議長が7月のFOMCにおいて利下げの可能性を示唆したことで、米株式市場は上昇、それに伴って工業用メタルの色合いの強いプラチナ価格も上昇し、一時830ドル台を示現した。その後、良好な米国の経済指標が発表されたことで利下げ観測は一時後退したものの、11日の議会証言においてもパウエル議長が利下げを強調したことからFRBの7月の利下げは既定路線との見方が広がり830ドル近辺で越週した。

1,390ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週初は米雇用統計が期待以上であったことに伴う下落からの反発で上昇したものの勢いは続かず、10日からのパウエルFRB議長の議会証言を待つ中で1,390ドル台での往来相場に終始した。しかし、10日のパウエルFRB議長の議会証言において景気後退を防ぐための「予防的な措置」を取る用意があることが表明されたことで、FRBが7月のFOMCにおいて利下げをする見通しが広く共有されドル安が進行、金相場は大きく上昇して1,420ドル台中盤を示現した。その後は良好な米国経済指標が発表されたことで、利下げ見通しの一時後退から下落したものの、パウエルFRB議長が利下げを行う可能性があることを11日の議会証言でも強調していたことから再び上昇、1,410ドル近辺で越週した。

14.90ドル中盤でスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇を好感し、節目となる15.00ドルを超えたものの、パウエルFRB議長の議会証言を待つ中で軟調な相場となり、15.00ドルから15.10ドルの間を行き来した。しかし、10日のパウエルFRB議長の議会証言において利下げを示唆する発言を契機に上昇した金相場に追随し、15.30ドル近辺まで上昇した。その後米国の経済指標が良好であったことで利下げ観測が一時後退したことで15.10ドル台まで下落したものの、11日の議会証言においても利下げを強調していたことから買い進まれて15.20ドル近辺で越週した。

108.40円台でスタートした先週のドル円相場は、週初は10日のパウエルFRB議長の議会証言を控え、雇用統計が市場予想を上回ったことで利下げへの過度な期待が後退したことから、ドル買いが徐々に進み、一時5月末以来の109円台近辺まで円安が進行した。しかし、10日のパウエルFRB議長の議会証言の中で世界経済の成長減速や貿易戦争による米国経済のリスクが指摘され、今月末に開催されるFOMCにおいて利下げが行われるとの見通しが示されたことで、ドル売りが進み107.90円近辺まで大きく下落した。その後は予想を上回る米国経済の指標が示されたことで利下げ見通しが後退、108.60円付近まで戻したものの、11日の議会証言でも利下げを強調したことから、107.90円付近で越週した。

略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会 FOMC:連邦公開市場委員会
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