マーケット市況情報

2019年07月09日 10時00分

週報(7/1〜7/5)2019年07月09日 10時00分

840ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は週末まで830ドルから850ドル近辺の往来相場が続いた。G20で米中貿易協議の再開が決まったことや、利下げ観測の強まりを受けた株高などから上値を試す場面も見られたが、米中、米欧などの貿易摩擦懸念による世界的な景気減速懸念は根強く、プラチナ相場の重石となった。米6月雇用統計発表後は予想を大きく上回る非農業部門雇用者数の伸びを受けて利下げ観測が後退、金相場の大幅な下落につれ安となり810ドル近辺で越週した。

金相場はG20で米国が中国と貿易協議の再開で合意したことを受けて、前週末から20ドル近く下落し1,390ドル近辺でスタートした。週初は1,390ドルを挟んだ揉み合いとなったものの、ECBの次期総裁人事や英中銀総裁の発言から欧州での利下げ観測が強まったことや、米欧の貿易摩擦拡大懸念を背景に米国債が買われ、10年国債利回りが2%を大きく割り込む展開となると、金相場は上昇に転じ、損失確定の買いも巻き込みながら水準を切り上げ1,436ドル近辺を付けた。その後は1,420ドル近辺まで上げ幅を縮小すると、木曜の米国休日や米6月雇用発表前の様子見ムードもあって一時落ち着いた推移となった。しかし、雇用統計発表後は予想を大きく上回る非農業部門雇用者数の伸びを受けて米利下げ観測が後退、一時1,390ドル割れまで下落すると1,400ドル近辺で越週した。

銀相場はG20での米中貿易協議再開の合意を受けて金相場が大きく下落した一方で、小幅下落の15.20ドル近辺でスタートしたものの、その後徐々に水準切り下げ15.05ドル近辺まで下落した。週央に米長期金利の低下を背景に金相場が急騰すると、つられて15.40ドル台後半まで上昇した。その後も金相場に追随する展開となり、週末の米6月雇用統計発表後は良好な非農業部門雇用者数の伸びを受けて週初水準を下回る14.90ドル近辺まで下落、15.00ドル近辺で越週した。

108.10円近辺でスタートした為替相場はG20で米国と中国が貿易協議再開に合意したことを受けて、円安ドル高に推移し108.50円台中盤をつけた。しかし、徐々にG20の効果も薄れ、依然解決の糸口が見えない米中関係や、米欧の貿易摩擦懸念、さらに欧州での利下げ観測、米10年国債利回り2%割れ等複合的な要因からドル売り円買いが再燃、107.50円台へと推移した。週後半は米国休日や米6月雇用統計発表を控えた模様眺めから動意に乏しい展開となったものの、雇用統計発表後は予想を大きく上回る非農業部門雇用者数の伸びを受けて利下げ観測が後退するとドルが買い戻され108.40円近辺で越週した。

略語注釈
ECB:欧州中央銀行
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