マーケット市況情報

2019年06月18日 10時00分

週報(6/10〜6/14)2019年06月18日 10時00分

800ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初米国のメキシコへの懲罰的な関税を無期限で停止するとの発表から、金相場や銀相場が下落した一方、株高を好感した買いも入ったことで805ドルを挟んだ往来相場となった。その後、米国の冴えない経済指標がFRBに対する利下げ期待を高めたことで820ドル近辺まで上昇したものの、割高感から売られたこともあり、売買が交錯し815ドルを挟んだ水準で推移した。週末の米小売売上高の発表を受けて、FRBの利下げ期待が後退したことに伴い、価格上昇を支えてきた利下げ期待が剥落したことで800ドル台中盤まで下落して越週した。

1,330ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、メキシコに対して米国が懲罰的関税を課すことを無期限停止する、との米国の発表が市場のリスク選好を刺激し、1,320ドル台まで下落した。その後は依然として進展が見えない米中貿易問題を嫌気した米国の株安や、弱い米国の経済指標に対して今週開催するFOMCで利下げを行うのではないかとの期待感、ホルムズ海峡におけるタンカーへの攻撃による地政学的リスクの高まりなどにより、金価格は週末にかけて大きく上昇、2018年4月以来14ヶ月ぶりの高値となる1,360ドル目前をつける局面もあった。金曜日には米小売売上高の発表があったが、市場予想を下回らなかったことで、景気後退にはまだ遠いのではないか、との市場の見方が広がり、米国の利下げ期待が後退したことで売られ1,340ドル台前半で越週した。

14.70ドル台近辺でスタートした先週の銀相場は、週初米国のメキシコへの懲罰的な関税を無期限で停止するとの発表を受けてリスク選好が高まったことで下落し、14.60ドル台をつけた。その後は弱い米国の経済指標を背景としたFRBによる利下げ期待が高まったことから、金同様に買い進まれて節目の15.00ドルを突破して15.10ドル台をつけた。しかし、米国の小売売上高が市場の予想に近しい数値であったことから、価格上昇を支えていた利下げ期待が後退し、大きく下落して14.80ドル近辺で越週した。

108.20円台でスタートした先週のドル円相場は、前週末に米国のメキシコへの懲罰的な関税を無期限で停止するとの発表があったことでリスク選好が進んだために円安が進行し、108.60円台を示現した。その後は週央にかけて、冴えない米国の経済指標から景気後退が想起され、相対的に安全な資産とされる円を買う動きが見られたものの、ユーロなど他の主要通貨と比較して相対的に強いドルや円は一方的な値動きとはならず、108.25円から108.50円の間のレンジ相場となった。週末にかけて、今週に控えているFOMCでの利下げ期待が高まり、ドルを売る動きが見られ、108.20円近辺まで下げたものの、米国の小売売上高が市場予想を下回らなかったことで、利下げ期待が後退、一転してドルが買い戻されて108.50円台後半で越週した。

略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会   FOMC:米公開市場委員会
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