マーケット市況情報

2019年05月28日 10時00分

週報(5/20〜5/24)2019年05月28日 10時00分

820ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は終始軟調な展開となった。米国による中国通信機器大手への輸出規制を受けて、米国、日本、英国等各国企業が規制対象企業との取引の停止等を発表する中、世界経済の減速を背景とした実需の低下懸念が売りを誘った。その後、金相場が上昇した場面でも米国株はじめ世界的な株安の影響から上値の重い展開となった。しかし週末にかけて800ドルを割り込む水準では若干の買い戻しも入り下げ幅を縮小、805ドル近辺で越週した。

先週の金相場は1,270ドル台後半でスタートした。前週に米国が中国通信機器大手への米国製品の輸出規制を発動し市場には緊張が走ったものの、ひとまず行方を見守る動きが広がる中、ドルは対主要通貨で高止まりし金相場は揉み合いの展開となった。しかしその後、各国企業が中国通信機器大手等との取引停止等を発表する中、中国側も通商問題で米国に譲歩するつもりはないとの旨を表明、混乱の長期化を嫌気して木曜日に米国株が急落した。さらにこの日発表された米経済指標の悪化も重なってドルや米長期金利が急落し、金相場はリスク回避的な買いから1,285ドル近辺まで上昇した。米中問題以外にも週半ばにはFOMC議事録の公表や、週末に英メイ首相が保守党党首の辞任を表明するなど材料は豊富なもののそれぞれ金相場への影響は限定的で1,285ドル近辺を維持して越週した。

14.45ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、基本的には金相場に追随する値動きとなった。米中通商問題に対する懸念が高まるにつれ工業用貴金属としての側面が意識され下落し、金相場に対して割安感が高まってきていただけに、1週間を通して終始底堅い推移となったことはやや方向感の転換を印象付けた。木曜に米中問題への懸念が一層高まり、さらに米経済指標が軒並み軟化を示す中でも、上げ幅は大きくないもののしっかりと金相場に追随して上昇。12.50ドル台後半で越週した。

110.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、前週より米国の中国通信機器大手への輸出規制発動を背景に市場でリスク回避姿勢が強まる中、既存ネットワークの維持とスマートフォンの保守等に対しては制裁の猶予期間を設けるとの発表を受けてドルが買い戻されたことで一時110.60円台後半をつけた。しかし、日本、英国等各国で対象中国企業との取引を取りやめる動きを受けて徐々に円高ドル安が進むと、木曜には米株式が急落、経済指標が軒並み軟調となり米長期金利も大幅に下げたことでこの流れは加速し、109.30円近辺まで推移し越週した。

略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
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