マーケット市況情報

2019年05月21日 10時00分

週報(5/13〜5/17)2019年05月21日 10時00分

860ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、対米国向け追加関税を中国政府が発表したことを背景とした金相場の上昇に一時つられるも、米中貿易戦争の泥沼化を嫌気した米株価の下落が上昇分を打ち消す展開となった。また、この日JM社が発表した需給レポートでは2019年はおよそ4年ぶりに約4tもの供給不足を予想したが、市場に対しての影響は限定的となった。その後週末にかけて米国で発表された各経済指標が好結果なことを受けて米株価が上昇、これによりドル高の流れが加速した為におよそ2か月ぶりとなる安値水準まで下落し820ドル近辺にて越週した。

1,280ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、5月10日に米政府が発表した対中国向け追加関税の報復措置として、中国政府がおよそ600億ドル相当の輸入品に対する追加関税を6月1日から実施する旨を発表したことを背景に急伸し1,300ドルを突破した。その後利食い売りから軟調に推移するも、米中で発表された経済指標が低調だったことなどを背景とした世界経済への後退懸念が下支えした為に1,290ドル台中盤から1,300ドル近辺のレンジ相場となった。そして週末にかけては米国で発表された各経済指標が好調だったことによるドル高が金相場に対して圧迫材料となり1,280ドル近辺にて越週した。

15.30ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、混迷する米中貿易戦争を背景とした非鉄金相場の下落につられ14.60ドルを割り込むまで下落するも安値拾いの買いから14.80ドルに回復した。その後も通商交渉を巡る米中の緊張感が続くものの決定的な材料に乏しいことから14.80ドルを挟んで推移した。しかし、週末にかけて米国政府が発表した中国大手通信機器メーカーと米企業の取引禁止措置報道を背景とした貿易戦争激化観測の高まりから14.40ドル台中盤まで急落し越週した。

109.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、前週末行われた米中通商協議が合意に至らなかったことから不透明感がくすぶる中、中国政府が対米国向けに追加関税を課すとの発表を行ったことにより一時109.05円近辺まで円高に推移した。その後米トランプ大統領が米中貿易協議に対して楽観的な見方を示したことから円買いが一服した。週央には米中各経済指標が低調だったことを背景に再び109.20円近辺まで円が買い戻されるも、米国が輸入自動車に対しての関税措置を6か月先送りするのではという報道から109.60ドルまで値を戻した。そして、週末にかけて上記報道が正式に発表されたことに加えカナダ・メキシコに対する鉄鋼・アルミへの追加関税撤廃が好感され110.00円近辺にて越週した。

略語注釈
JM社:ジョンソン・マッセイ社
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