マーケット市況情報

2019年05月10日 17時00分

2019年4月の貴金属市況2019年05月10日 17時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,291.90ドルでスタートした4月のドル建て金相場は、米3月雇用統計発表を前に1,280ドル台中盤から1,290ドル台中盤で推移。同指標では雇用者数の伸びは市場予想を上回った一方、平均時給の伸び率が低下したことから反応は限定的だった。その後は、トランプ米大統領のFRBへの利下げ要求や量的緩和を再開すべきとの発言、IMFが2019年世界成長率見通しを下方修正したこと、米欧貿易摩擦への懸念などを背景に1,300ドル台を突破すると、10日には月間最高値の1,305.45ドルまで続伸。
しかし、その後発表された米国や中国の経済指標が良好な結果だったことで、世界経済の先行き見通しに対して過度に悲観的な見方は後退しドル高が進むと1,280ドル台中盤まで急落。その後も、米企業の好決算を背景に米株式高・ドル高となったことから上値を削り23日には年初来安値の1,269.50ドルまで下落。月末にかけて、米長期国債利回り低下を受けて1,280ドルを回復すると30日には1,282.30で終了。

■円建て金相場
4,646円でスタートした4月の円建て金相場は、ドル建て金相場の上昇を受けて下値を切り上げると11日に月間最高値の4,714円をつけた。月半ばに為替相場がドル高に進んだものの、ドル建て相場の下落から軟調な展開となると24日に月間最安値の4,616円まで下げ幅を拡大。月末26日にはやや値を戻し4,625円で終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
848ドルでスタートした4月のドル建てプラチナ相場は先月末の下落基調を引き継ぎ、翌2日に月間最安値の846ドルまで下落。その後は、主要生産国である南アフリカにおける不安定な電力供給問題や好調な中国経済指標を受けて、昨年6月以来となる900ドルを突破すると8日には月間最高値の914ドルまで上昇。
その後は、IMF発表の世界成長率見通しの下方修正を受け900ドルを割り込むと、構造的な需要不足を背景に反発する手掛かりに欠ける中、上値の重い展開が続き30日には889ドルまで値を落として終了。

■円建てプラチナ相場
月間最安値の3,128円でスタートした4月の円建てプラチナ相場は、月半ばにかけて上昇するドル建てプラチナ相場とドル高に推移する為替相場を受けて値を伸ばすと22日に月間最高値の3,358円まで上げ幅を拡大。月末にかけて、ドル建て相場の下落と円高が相俟って値を落とすと26日には3,273円まで下落して終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
15.07ドルでスタートした4月のドル建て銀相場は、銅やニッケルなどの非鉄金属が下落したことに嫌気して15ドルを割りこむも、米中通商問題に対する楽観的な見方に加え、上昇する金相場も相俟って9日に月間最高値の15.26ドルまで反発。しかし、世界経済に対する不透明感を背景に産業用メタルとしての側面が意識され、非鉄金属と同様に下落に転じると再び15ドルを割り込んだ。
その後は、15ドル近辺で売り買い交錯し動意に欠ける展開が続いたが、米企業の好決算による米株式高によるドル高から24日に月間最安値の14.81ドルまで下落。月末にかけて、金相場の上昇にサポートされると30日に14.99ドルまで回復して終了。

■円建て銀相場
56.80円でスタートした4月の円建て銀相場は、堅調なドル建て銀相場を受けて値を伸ばし9日には月間最高値の57.50円まで上昇。その後は、ドル建て相場が軟調地合いへと転換したことで徐々に上値を削り24日に月間最安値の56.20円まで下落。月末26日には56.50円まで回復して終了。

■為替
月間最安値の111.10円でスタートした4月の為替相場は、1日発表の米3月ISM景況指数が市場予想を上回り111.40円近辺まで上昇すると、米新規失業保険申請件数が低水準を記録したほか、米中通商問題への合意に向けた楽観的な見方も相俟って111.80円近辺まで続伸。その後は、IMFが世界経済の成長予想を金融危機以降、最低水準に下方修正したことからドル売り円買いが強まり月間最安値と同値付近まで反落した。
しかし、米3月卸売物価指数が市場予想を上回ったことで上昇に転じると、米長期金利の上昇や、本邦財務相の発言を受けて円売りが強まり111.70円近辺まで値を伸ばした。 引き続き堅調地合いを維持する中で、米中貿易戦争の影響で縮小していた中国貿易収支が市場予想を大幅に上回ると112円近辺まで続伸。その後も、弱い欧州経済指標を背景に対ユーロでドル買いが進む中、ドル円も112円を上抜け25日には年初来高値の112.28円まで上昇。買いが一巡すると翌26日には111.85円まで値を下げて終了。

略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会 IMF:国際通貨基金  

以上
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