マーケット市況情報

2019年04月09日 17時00分

2019年3月の貴金属市況2019年04月09日 17時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,309.95ドルでスタートした3月のドル建て金相場は、先月末からの下落基調を引き継ぎ軟調な相場展開となる中、良好な中国経済指標や米中通商問題の合意に楽観的な見方が市場に広がり、5日には月間最安値の1,283.80ドルまで下げ足を強めた。その後は、1,285ドルを挟んで売り買いが交錯し方向感に欠ける展開となったが、米2月雇用統計を材料にドルが売られ1,300ドル近辺まで回復したあとは、米2月消費者物価指数が市場予想よりも鈍かったことや、英国の合意無きEU離脱懸念を背景に月の半ばまで堅調地合いを維持し1,310ドル近辺まで上値を伸ばした。
その後は、20日まで開催されていた米FOMCで、政策金利見通しが大幅に下方修正されるとドルが全面安となり、加えて22日の米長期金利の下落を受けたドル続落の流れから25日には月間最高値の1,319.55ドルまで上昇。月末にかけて、米中通商協議に対する期待感が高まる中、ドルが主要通貨に対して買われ米株式も底堅く推移したことで1,300ドルを割り込むと月末29日には1,295.40ドルまで下げ幅を拡大して終了。

■円建て金相場
月間最高値の4,736円でスタートした3月の円建て金相場は、月初、ドル建て金相場の急落を受け4,600円台中盤まで下落。月半ばにかけてドル建て相場の回復と共に下値を切り上げるも、月末にドル建て相場が軟調となり下落に転じると29日には月間最安値の4,628円まで下げ幅を拡大し終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
862ドルでスタートした3月のドル建てプラチナ相場は、良好な米経済指標を受けて対主要通貨に対してドルが強含んだことから11日に月間最安値の813ドルまで下げ足を強めた。
同値付近では買いが旺盛となり堅調地合いへと転換すると、英国の合意無きEU離脱に対する懸念から上昇する金相場にもサポートされ850ドル近辺まで上昇。その後は、20日の米FOMCで、政策金利見通しが下方修正されドルが主要通貨に対し弱含むと21日に月間最高値の872ドルまで続伸。しかし、その後の長短金利の逆転をシグナルとした景気減速懸念といった不確実性を背景に投機的な売りが膨らみ軟調な展開となると、昨年8月より上昇を続けてきたパラジウム相場の急落に嫌気した売りも巻き込み、月末29日には850ドルまで下げ幅を拡大して終了。

■円建てプラチナ相場
月間最高値の3,202円でスタートした3月の円建てプラチナ相場は、月半ばにかけてドル建てプラチナ相場が下落すると11日に月間最安値の3,003円まで値を落とした。月末にかけて為替相場は円高に推移するも堅調なドル建て相場を受け29日には3,103円まで値を伸ばして終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最高値の15.56ドルでスタートした3月のドル建て銀相場は独自材料に乏しく、月を通して動意に欠ける相場展開となった。月初、1,300ドルを割りこんだ金相場を嫌気して15.20ドル近辺まで値を落とすと、7日に月間最安値の15.08ドルまで下落。その後は、8日発表の米2月雇用統計や英国のEU離脱に対する警戒感から上昇する金相場に連れ高となると、13日には15.50ドル近辺まで値を伸ばした。
しかし、14日発表の中国経済指標を受けて中国経済の鈍化が意識され下落する非鉄金属が材料視され、15.20ドル近辺まで反落。20日のFOMCでは政策金利見通しが大幅に下方修正されドル安となると15.50ドル台中盤まで値を伸ばした。しかし、米中通商協議への期待感や米株式の上昇を背景にドル高となり下落に転じると、月末29日には15.10ドルまで値を落として終了。

■円建て銀相場
月間最高値の58.80円でスタートした3月の円建て銀相場は、ドル建て銀相場の下落を受け、56円台後半まで上値を削った。下旬にかけてドル建て相場の反発から値を戻す局面もみられたが、月末にドル建て相場が下落したことで29日に月間最安値の56.30円まで値を落として終了。

■為替
111.54円でスタートした3月の為替相場は、米中通商対話の合意が近いとの観測からドルが買われ、4日に月間最高値である112.03円まで上昇したものの、6日に発表された米12月貿易統計で過去最大の貿易赤字に陥り、翌7日のECB理事会で景気・物価見通しが下方修正されたことから世界的な景気見通しに対する悲観的な見方が台頭。加えて、8日に発表された米2月雇用統計では、市場予想を大幅に下回る雇用者数の伸びとなったことから、月間最安値110.95円付近まで値を落とした。
その後は19日に米中通商協議の進展に悲観的な見方が報じられ、20日のFOMC声明でも政策金利の見通しが大幅に下方修正。22日には米国の長期金利が大幅下落したことから短期金利と逆転。今後の世界的な景気見通しに対する悲観的な見方が急速に台頭する中で上値を削ると25日には月間最安値の109.91円まで大きく値を落とした。月末にかけてやや値を戻し、29日には110.99円で終了。

略語注釈
EU:欧州連合 FOMC:連邦公開市場委員会 ECB:欧州中央銀行

以上
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